黒いTシャツに金色で「荒嶋神社」と大きく書かれ、胸元には鳥居マークが書かれているデザインTシャツの写真

台風一過、今日は青空が広がっています。交通も復旧し一安心ですが、「田んぼがぬかるんでしまったやー。」と農家さん。収穫に苦労しそうです

町を歩いていて看板やTシャツ等、特徴的な毛筆風のデザインを目にしたことはありませんか。これは『南三陸マスタッシュ&ビアド(以下M&B)』さんの作品。町内出身男性2人で結成された、地元で大人気のデザインブランドです。

黒いTシャツに金色で「荒嶋神社」と大きく書かれ、胸元には鳥居マークが書かれているデザインTシャツの写真
木の看板に「弁慶」という文字と魚のイラストが描かれ、下には海鮮丼などの写真が貼られている食事処の外観の写真
魚やタコ、サクランボ、花などのイラストが描かれている、「南三陸直売所 みなさん館」と書かれた青い看板の写真

そんなM&Bさんが先週10日より、登米市石森のギャラリーにて原画展を開催されています。さっそくお邪魔してきました。

レトロな木造建物の門の横に、白い服を着たアニメ「サイボーグ009」のキャラクターの人形が立っている施設の入口の写真
木の柱が並ぶ落ち着いた色合いの店内に、Tシャツやアート作品、雑貨などが並び、右側の机で男性が一人作業している様子の写真

設立12年になるM&Bですが、原画展の開催は今回が初めてとのこと。Tシャツ用イラスト等の肉筆画を間近に見られる貴重な機会です。

木の壁に設けられた棚に、「FREE LIFE」などの文字が描かれたイラスト入りの額縁が等間隔に並んでいる展示スペースの写真
アルバムのようにめくれる紙に、英語の文字と古い機械のようなイラストが描かれているデザイン画の写真

お話ししてくださったのはデザイン担当 小山康博さんです。

「“イラストレーター”とも“書家”とも呼べない気がして“筆使(ふでつかい)”って名乗っています。」

会場にて創作の実演をされていました。

グレー色のパーカーを着た男性が、机に向かってペンで白い紙にイラストを描いている様子の写真

太筆で一気に描いたような線は、実は細い線の集まりです。極細の筆を使って線を一本一本重ねていきます。
「こうすることで、Tシャツ等にシルクスクリーン印刷した時に毛筆風の擦れが表現できるんです。」曲線には志津川湾の波のイメージも重ねられています。

黒インクで細かい模様を組み合わせた独特なスタイルのイラストを紙に描いている途中の手元をアップで撮影した写真

小山さんは志津川地区出身。企画・構成を担当されている小野寺敬さんは歌津地区出身。M&Bの作品には日の出や海、野生動物等南三陸を思わせるモチーフが多く用いられています。

「自分たちの生まれ育った場所ですから。意識せざるを得ないですね。」(小山さん)

力強さとともに、ファンにとっては安心感や頼もしさを感じさせられるデザインです。

英字と大きく描いた白いフクロウのイラストが描かれている青いカーディガンをアップで撮影した写真
黒い太陽のようなモチーフの下に「Happy Sunny Day」という文字がデザインされ、額縁に入れられて展示されているイラスト作品の写真

「12年続けていても地元の認知度はまだまだです。これからも、ふるさとを意識しながら驕ることなく地域に浸透していきたいと思っています。」

最後に、今後への意気込みなどあれば聞かせてください。

「一生やります(笑)!」
設立時に描いたという思い出のデザインと共に

壁にフクロウのイラストが飾られている店内で、灰色のパーカーと帽子をかぶった男性が笑顔で英字で店名が書かれた作品を持っている写真

言いましたね。
絶対ですよ!

M&B展

  • 期間:10月10日(金曜日)~10月19日(日曜日)
  • 時間:10時~17時(19日は13時まで)
  • 入場料:無料
  • 会場:cafeたばごや 2階ギャラリー
  • 住所:登米市中田町石森字町132-4石ノ森章太郎ふるさと記念館 隣
  • 電話:0220-23-7015(たばごや)

(注意)ファンの皆様へ。18日頃には会場に新作商品が並ぶそうです!

南三陸マスタッシュ&ビアド

  • サイト http://mandb.thebase.in/
  • facebook https://www.facebook.com/mb881

この記事に関するお問い合わせ先

企画課 企画情報係
〒986-0725 宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田101番地
電話:0226-46-1371
ファックス:0226-46-5348
本ページに関するお問い合わせ