木に吊るされたガラス製の浮き玉越しに、青い海と防波堤、緑に覆われた小島が見える静かな漁港の風景の写真

冷たいドリンクの恋しい季節ですね。
今回は歌津地区馬場中山にやって来ました。

木に吊るされたガラス製の浮き玉越しに、青い海と防波堤、緑に覆われた小島が見える静かな漁港の風景の写真

漁港近くの高台にトレーラーハウスが見えます。
CAFE&STAY かなっぺです。

青空の下、丘の上に建つ緑色の屋根で白いプレハブ風の建物の前に車が数台停まっており、カラフルなパラソルが立てられた開放的なカフェの外観の写真

お店に入ると、料理担当の千葉嘉苗(かなえ)さんが宅配便の包みを解いている最中でした。
中身はフルーツのようですね。

室内で女性が届いた段ボールを開けており、奥で男性がメモを取っている、小さな店舗内のキッチンの様子の写真

「長く応援してくださっている方から開店1周年のお祝いが送られてきたんです。
 お店のお客さんたちに召し上がってもらおうと思って。」

「食べに来てね!」の情報はfacebookページ等で即発信されます。
情報発信担当はご主人の馨(かおる)さんです。

厨房スペースで女性が調理を行い、男性がレジ付近でメモを取っている、小さなカフェの営業準備の様子を写した写真

お二人は震災後の避難所で出会い、2013年にご結婚されました。
夫婦で開いたカフェは、町内では珍しい洋食の食べられるお店として開店後すぐに話題となりました。

窓際のカウンター席に男性が座って作業をし、手前に赤いソファとレジカウンターが見える、木の温もりを感じる店内の様子を示した写真

この日注文したクロックムッシュには4種類のチーズが挟まれていました。
レストランシェフをなさっていた嘉苗さんこだわりの配合だそうです。
先程到着したフルーツも、早速ご相伴になってしまいました。

クロックムッシュと小鉢の料理、アイスコーヒーが木製のテーブルに並べられた、手作り感あふれる料理の写真

「ご近所方、遠方の方。
 このお店と地域を大勢の方が見守ってくださっています。
 メンテナンス面でも、庭の整備をしてくださる方やトレーラーハウスの基礎の手入れを申し出てくださる方などたくさんの方の支えをいただいて、いままで続けられています。」(嘉苗さん)

店内に並ぶ小物類も、多くがファンの方々の手作りです。

店名の文字とイルカやヨットが描かれたカラフルな手作り看板と、花飾りがカウンターに飾られている、店内の装飾の写真

海辺に建つトレーラーハウス。
三方の広い窓から光が入ります。

「他の場所も検討したのですがここのような水平線が丸く見えるほどのポイントは町内にいくつもありません。
 お客さん方と接していても、過去の話、未来の話などこの景色の中でなければ話せないことがあると感じます。
 今はこの場所にお店があることに意味があると思っています。」(嘉苗さん)

赤いマフラーをした三毛猫が餅をついている様子を、畳風のマットの上に置かれたこたつを囲む3匹の猫が見ている置物が並んでおり、窓際に置かれた背景にぼんやりと海が見えるユニークなインテリアの写真

「夏のお勧めですか?
 これから夏野菜がいっぱい入ってくると思います。
 また今年は水産加工場の再開も増えてきたので剥き身のカキやホタテが手に入りやすくなりそうです。
 メニューに取り入れていきたいですね。」(嘉苗さん)

白いスープ皿に入ったトマト系の煮込み料理と、付け合わせのラタトゥイユやオイルがかけられたバゲットが並ぶ、洋風ランチプレートの写真

CAFE&STAY かなっぺ

  • 営業時間:午前8時~午後17時
  • 定休日:火曜日

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(日比谷)

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