
冷たいドリンクの恋しい季節ですね。
今回は歌津地区馬場中山にやって来ました。

漁港近くの高台にトレーラーハウスが見えます。
CAFE&STAY かなっぺです。

お店に入ると、料理担当の千葉嘉苗(かなえ)さんが宅配便の包みを解いている最中でした。
中身はフルーツのようですね。

「長く応援してくださっている方から開店1周年のお祝いが送られてきたんです。
お店のお客さんたちに召し上がってもらおうと思って。」
「食べに来てね!」の情報はfacebookページ等で即発信されます。
情報発信担当はご主人の馨(かおる)さんです。

お二人は震災後の避難所で出会い、2013年にご結婚されました。
夫婦で開いたカフェは、町内では珍しい洋食の食べられるお店として開店後すぐに話題となりました。

この日注文したクロックムッシュには4種類のチーズが挟まれていました。
レストランシェフをなさっていた嘉苗さんこだわりの配合だそうです。
先程到着したフルーツも、早速ご相伴になってしまいました。

「ご近所方、遠方の方。
このお店と地域を大勢の方が見守ってくださっています。
メンテナンス面でも、庭の整備をしてくださる方やトレーラーハウスの基礎の手入れを申し出てくださる方などたくさんの方の支えをいただいて、いままで続けられています。」(嘉苗さん)
店内に並ぶ小物類も、多くがファンの方々の手作りです。

海辺に建つトレーラーハウス。
三方の広い窓から光が入ります。
「他の場所も検討したのですがここのような水平線が丸く見えるほどのポイントは町内にいくつもありません。
お客さん方と接していても、過去の話、未来の話などこの景色の中でなければ話せないことがあると感じます。
今はこの場所にお店があることに意味があると思っています。」(嘉苗さん)

「夏のお勧めですか?
これから夏野菜がいっぱい入ってくると思います。
また今年は水産加工場の再開も増えてきたので剥き身のカキやホタテが手に入りやすくなりそうです。
メニューに取り入れていきたいですね。」(嘉苗さん)

CAFE&STAY かなっぺ
- 営業時間:午前8時~午後17時
- 定休日:火曜日
サイト
(日比谷)
