建物の外壁に新装開店を知らせる看板や垂れ幕が並び、大きな花輪が飾られている様子の写真

今日は年末に嬉しいニュースを一つ。鮮魚店『さかなのみうら』が新装オープンしました。

さかなのみうらとは?

『さかなのみうら』は地域で三代続く老舗店です。魚市場近くの店舗を津波によって失うも、その半年後に大久保にて営業を再開しました。町内でも突出した早期再建に「さすがみうらさん!」との声が上がり、町民や観光客・ボランティアから絶大な信頼を集めていました。

しかし、その店舗も2014年9月に火災の憂き目に遭います。怪我人こそなかったそうですが、お店は全焼・休業。

「今度こそ潰れてしまうの?」

新装開店!ファンたちの歓声

ファンたちが涙にくれた3ヵ月を経て、12月20日。

自動販売機の前に開店祝いの花が飾られ、数人の人が開店前の店舗の前に集まっている様子の写真

朝10時過ぎ、志津川地区御前下に待ち構える人、人。

「すみません、お待たせしました~。」

ガラガラとシャッターが上がり、新装『さかなのみうら』がオープンしました。

自動ドアのある店舗入口に開店祝いの花や「さかなのみうら」の看板が掲げられた様子の写真

明るい店内はすぐに人で溢れました。

一面に並べられた鮮魚・活魚に歓声が上がります。

魚介類のパックが並ぶ店内で女性客が商品を購入し、販売員が対応している様子の写真
アワビなどの貝類が飼育されている水滴がついた水槽越しに、来店者の姿がぼんやりと見えている写真
背景に祝い花が飾られている店の外に、青いかごに入った大量のホタテ貝が積まれている写真

みうらさん自慢のお造りコーナーも変わらぬ充実ぶり。

お造りコーナーのショーケースの前で年配の女性2人が商品を見ている写真

「ほらあ、あんたも買い。」「これもおいしそう!」

10分もしないうちにレジには長い行列ができていました。

海産物などの商品がテーブルやケースに並べられている店内で、多くの買い物客がレジに並んでいる様子の写真

「うちは不幸な店なんだよ…短い間に2度も店を失ってさあ。」

本気とも冗談ともつかないコメントをくださったのは三浦保志さん。優しい人柄で慕われる名物社長です。この日もトレードマークのハンチング姿で店頭に立ち、お客さんに囲まれていました。

店の外で笑顔を浮かべる3色のストライプの服を着た男性をアップで撮影した写真

度々の禍にも諦めを善しとせず、志津川にこだわって復活した『さかなのみうら』。新店舗はさんさん商店街近く。モアイ像から50歩です。

背景に仮設店舗の建物や花輪が見え、手前には大きなモアイ像が立っている写真

インフォメーション

株式会社さかなのみうら

  • 営業時間 9時~18時
  • 定休日 水曜日(水曜が祝日の場合は前日の火曜)
  • 住所 南三陸町志津川御前下28-9
  • 電話 0226-46-3126

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