木造の平屋建ての店舗で、前庭には石畳の小道が伸び、右側に木製のテーブルと椅子が置かれている居場所 心家の外観写真

実りの秋。鮑の開口も始まりました。東北はこれからいよいよ美味しい季節です。

南方の仮設住宅から車で1分。登米市佐沼の大網地区にある飲食・居酒屋「居場所 心家(ココロカ)」さんを訪れました。

居場所「ココロカ山家」と書かれた看板で、下部に料理の写真と営業時間や連絡先などが記載された案内板の写真

心家は、南方仮設にお住まいの南三陸町民と、登米市の地元の方々が一緒になり、ボランティアとして古民家をリフォームし、作り上げたコミュニティスペース。

建物の一部が壊れ、木材の破片が散乱している改装前の古民家外観の写真

(改装前の古民家。コンテナおおあみさん撮影)

起業家の支援を行う「コンテナおおあみ」さんが主体となってプロジェクトを立ち上げ、2012年11月末に完成しました。(プロジェクトの様子はコチラ)

黒板に黄色と白のチョークで手書きされたメニューの写真
引き戸の格子扉、床が特徴の日本の伝統的な玄関のつくりで、靴箱があり、抜いた靴がそろえて置かれている玄関の内側の写真

木を中心とした家具と、やさしい照明が落ち着いた空間を作りだしています。玄関や壁に描かれているのは、南方仮設の子ども達の手形や落書き。これも暖かい空気を作っていて、とても居心地が良いです。

床にカラフルな小さなタイルが埋め込まれ、子供の手形や足形の跡が残っている玄関の床のアップ写真
白い塗り壁に相合傘が書かれている写真

(壁に書いてあるのは、大網と志津川の相合傘です)

居酒屋として夜6時から11時まで営業をしており、現在は店長の千葉さんと、南方仮設にお住まいの女性1名が働いています。(日曜定休)

メニューは、登米の野菜と南三陸の海の幸を使った料理が並びます。その時々で仕入れた食材を使うので、同じメニューを出すことは少ないそうです。

木製のカウンターと棚に酒瓶が並び、照明の光で温かみのある室内の受付カウンターの写真
座敷と椅子席があり、天井の丸い照明が複数ある明るい店内の全景写真

「お店に来ていただいた方には、「三陸のものが食べられるのが嬉しい」とか「居心地がよいので落ち着いて過ごせる」といった言葉をいただいています。ほとんどのお客様が店を閉めるまで残っていらっしゃいますね。」そう語るのは店長の千葉さん。

開始から1年が経った今、これからの意気込みとして、「長いスパンでいろいろ交流を作れるといいと思う」とも話されました。

座布団が並べられた長テーブルがあり、和室の雰囲気を持つ部屋の写真
半透明の波板屋根とオレンジ色のパーティションに囲まれ、木製の長机とベンチが並べられた屋外テラス席の写真

予約があれば、イベントスペースとしての提供も行う心家は、日替わり弁当の宅配サービスも始めたそうです。

木目調の外壁に「居場所ココロカ」と「心家」と書かれた看板が掲示されている写真

心家は登米と南三陸をつなぐ場所。おしゃれで居心地の良いお店なので、是非訪れてみてください

居場所 心家(ココロカ)

  • 営業時間: 18時~23時
  • 定休日 : 日曜日
  • 電話番号: 0220-44-4210 (「コンテナおおあみ」まで)

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