「峠の茶や 松乃や」と書かれた大きな看板が立っており、その奥に平屋建ての建物が見える農漁家レストラン・松野やの外観の写真

先日1月20日。入谷地区鏡石、国道398号沿いに「農漁家レストラン 松野や」がオープンしました。

木組みの内装で大漁旗が掲げられている温かみのある店内で、地元客と思われる数名がカウンターやテーブル席に座り、リラックスして食事を楽しんでいる郷土料理店の内部の写真

実はこちら、以前ご紹介した「南三陸木の家づくり互助会」モデル事業第1号。壁には徳島産の、柱には町内産の木材が使用されています。

木製梁と板張りの屋根裏空間に、光が差し込み、広々とした斜め天井のロフト部分が写っている写真

もみ殻の断熱材や蜜ろうワックスなど、とことん自然素材にこだわった建物。建築士、建設会社、材木店、個人ボランティアさん他たくさんの協力を得て完成しました。

「40年越しの夢が叶ったのよー!」と笑顔を見せるのは、店主の松野三枝子さんです。

暖簾を前に笑顔で写る松野三枝子さんの写真

「19で農家にお嫁に来てからずっと地元食材のレストランを開くのが夢だったの。こんな形で実現するなんてねえ。薪ボイラーでいつでもお湯が使えるんだよ。」

青い作業着の男性が、屋外に設置された薪を燃料とする大型ボイラーの蓋を開け、中を確認している様子を写した写真

レストランはランチ営業がメイン。アサリめしやホタテめしなど、日替わりのご飯が味わえるそうです。

カウンターに並んだ豪華な鉢植えの花とともに「田舎御膳1,000円」「ワンコイン定食500円」といったメニュー案内が掲示されている様子の写真

この日は戸倉の漁師さんから差し入れがあったとのことで茹でたてホカホカのガヌ(蟹)が振る舞われました。

気が立ち上る中、蒸し籠から赤く茹で上がった蟹をプラスチックかごに移している様子が写されている写真
ガラス窓越しに店内を外から見た様子で、多くのお客さんがテーブル席に座り、にぎやかに食事や会話を楽しんでいる郷土料理店の写真。

「大勢の手助けをいただいてできたお店ですから、来てくれた人にゆっくりくつろいでもらえる場所にしたいです。」(三枝子さん)

店内は木の香りでいっぱい。通い詰めてしまいそうです。

農漁家レストラン 松野や

  • 住所:南三陸町入谷字鏡石 本吉街道(国道398号)沿い
  • 営業時間:午前10時~午後3時
  • 定休日:未定

この記事に関するお問い合わせ先

企画課 企画情報係
〒986-0725 宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田101番地
電話:0226-46-1371
ファックス:0226-46-5348
本ページに関するお問い合わせ