曇り空の下、広い敷地の中に1台だけ給油機がある仮設店舗で白い軽自動車が給油している様子の写真

志津川の三興石油さんは、旧南三陸警察署前にて営業中。2011年の5月、震災前にも営業していた場所で仮設店舗にて営業を再開しました。

再開後は、ボランティアや観光の方が増えたことでお客様はそれほど減っていないそうですが、屋根がなく周りに建物もないため、晴れの日のホコリや真夏の直射日光がきつく、さらに台風等での強風時にはプレハブ小屋が大きく揺れるそうです。

ENEOSのオレンジ色の看板が掲げられた木目調のプレハブの仮設店舗で、赤い消火器が4つ店舗前に置かれている仮設店舗を写した写真

さらに、冠水も課題です。道路は嵩上げされましたが、敷地が低地になっていることと側溝の水はけが良くないため、大雨・台風時には敷地が冠水してしまい、営業に支障が出てしまいます。

冠水したガソリンスタンドの敷地内で、給油機や電柱が水に浸かっている様子が写っている写真

所長の佐藤さんは「ここまで営業を続けて来ましたが、志津川市街地の復興計画との兼ね合いで、この場所は移らなくてはいけませんし、現状では環境もあまりよくありません。具体的なことは未定ですが、1年くらいを目処に新天地に移りたいと考えています。」とおっしゃっていました。

ガソリンスタンドの広い敷地に給油機が2台間隔を開けて設置されている三興石油を写した写真

厳しい環境下でも燃料の提供を続けてきた三興石油さん。復旧復興には欠かせない、大事な役割を担っています。

三興石油

  • 住所:志津川字汐見町21
  • 電話:0226-46-5112

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