コミュニティセンター前に移動販売車が停車しており、いろいろな品物がテーブルの前にも並べられ、買い物に来た住民の方が品物を選んでいる様子の写真

いまだに涼しく過ごしやすい南三陸町。ですが、畑の作物のことを考えると暑くなってほしいところです。

さて先日7月24日。「旭ヶ丘に魚屋が開く」との噂に現場へ駆けつけるとコミュニティセンター前に移動販売車が到着していました。

この販売車、どうやら2つのお店が一緒に営業しているようです。

移動販売車の前に数人の住民の方が訪れ、品物を見ている様子を写した写真

1店は登米市佐沼町に本店を持つ「登米・南三陸フェスティバル」。登米市や南三陸町の住宅地をこの販売車で廻り、地元のおいしいものを届けているのだそうです。

焼き鮭やフライ、焼きそばなどの数種類の総菜や弁当が並んでいる写真

もう1店は「キャッツエンタープライズ」。福興市では焼きそばやカキフライが人気の名物店です。しかしこちらの店頭に並ぶのは、ほとんどが鮮魚。

「JF戸倉出張所」と書かれたバケツに、たくさんのホヤ(海産物)が詰め込まれている写真
男性が干し魚のような水産加工品を取り出して袋にいれ、販売している様子の写真

店長の藤島さんにお話を伺ってみました。震災後の商店の不足、また近年の魚の値上がりにより南三陸町内にはいまだ魚を手に入れづらい方々がいます。そのことに胸を痛めた藤島さんは、ご自身が魚を売って廻ろうと決めました。

他の仕事がお休みの日のみ、登米・南三陸フェスティバル移動販売車内で開店することになったのだそうです。

町内や仙台港で仕入れたという魚介類はどれも100円。「じいちゃんばあちゃんに安くておいしい魚を食べてもらいたいからさあ。」誰にも優しい藤島さん、店頭には笑い声が絶えません。

移動販売車の前で住民同士が笑顔で話しながら買い物をしており、楽しげな雰囲気が伝わる写真

この日は常に順番待ちが出るほどの盛況でした。お客様が更にお友達を呼び出し、お菓子の試食が始まり、隣の休憩スペースでさっそく開かれるお茶っこ。この町ではおなじみの光景です。

屋外のテーブルで住民同士が休憩し交流している様子の写真

今後も町内を順に訪問するという2つのお店。あなたのご近所にも、演歌と共にやって来ます。

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