白い外壁に赤い看板が掲げられた「歌津小太郎」と書かれた加工場の外観写真

6月19日、歌津小太郎(橋本水産食品)さんにお邪魔してきました。

木々に囲まれた広い敷地の中にある平屋の加工場の建物全体を斜め前から写した加工場の外観の写真

津波で以前の工場は流されてしまいましたが、幸いにもスタッフの皆さんは全員無事。歌津の管の浜地区で、なんとか先日4月22日に操業を再開されました。

現在作っている商品は5種類程度。以前の商品数が30前後だったことを考えると少ないのですが、地域で取れる素材もまだ少なく、設備も整いきっていないため徐々に増やしていくそうです。

こちらは当日お話いただきました千葉孝浩さん。工場のスタート準備をしながら、仙台や東京出張も多くお忙しくされています。

加工場内の窓際に座ってカメラを見つめるボーダーシャツの千葉孝浩さんの写真

材料は全て地元のものを使っていて、「漁師自身が、自分たちで納得して食べるもの」を納得のいく価格で消費者に販売しているそうです。

作業中の工場を見学させていただきました。下の写真は、隣町の石巻市北上町から仕入れた昆布を結んでいるところ。

衛生服を着た作業員が調理室でワカメのような海藻を包丁で切っている様子を捉えた食品加工の作業中の写真

こちらは、調理済みの茎わかめを使った「陸中漬(りっちゅうづけ)」を袋詰めしているところ。

ピンク色の容器を使い、透明な袋に海藻を詰める作業員2人が分業して作業している食品袋詰め作業の写真
複数人の作業員が並び、透明袋に詰めた海藻製品を台の上に並べている様子を写した出荷準備中の写真
透明な真空パックの中に緑色の細長い海藻が詰められ、「歌津小太郎 陸中漬」と書かれたラベルが貼られている商品の単品写真

商品は、お隣のみなさん館と、仙台の藤崎デパート内の店舗にて販売中。

スーパーの棚にかごに並べて陳列されている「陸中漬」が6袋以上見え、価格と説明のポップが表示されている商品の販売中の写真
スーパー内の一角に「歌津小太郎」と書かれたのれんがかかり、海藻製品などが並べられた売り場全体を写した販売ブースの写真

「決してかっこいいことを言うつもりはないのですが、ここまで来られたのは、場所があって、地域の協力があって、取引先に助けられて、従業員にも恵まれて、お客様に応援されてきたお陰です。

周りの方々の支えがあって再開することができたので、本当に地域の役に立ち、地域に必要な存在になっていきたいです。」そう千葉さんは意気込みを語ります。

操業を再開されたばかりで、まだまだ大変なことも多いとは思いますが、南三陸の美味しいものを、仙台や東京にもどんどん伝えていって欲しいです。

歌津小太郎(橋本水産食品)

  • 住所:南三陸町歌津字管の浜55-1
  • 問い合わせ:0226-36-3655
  • ホームページ:下記リンク「歌津小太郎|有限会社橋本水産食品」参照
  • ファンドも募集中:下記リンク「 歌津小太郎こぶ巻ファンド」参照

この記事に関するお問い合わせ先

企画課 企画情報係
〒986-0725 宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田101番地
電話:0226-46-1371
ファックス:0226-46-5348
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