体育館のような広い室内で、4人の男性がそれぞれ楽器を持って立っており、マイクを持ち右側に立つ男性が話をしている様子の写真

少し前ですが、11月4日志津川高校で特別なコンサートがありました。
ヨーロッパの名門オーケストラの奏者と、チェコの名ピアニストが東日本大震災の支援活動として来て下さったのです。
このような方々のコンサートは普段とても聴くことのできないもので、本当にすごいことなのです!!

体育館のような広い室内で、4人の男性がそれぞれ楽器を持って立っており、マイクを持ち右側に立つ男性が話をしている様子の写真
ステージ上中央にはグランドピアノがあり、右側にはバスケットゴールも見える広い体育館の中に、ステージの方を向いた制服を着た生徒たちが椅子に整然と座っている後ろ姿の写真

会場の志津川高校体育館にはもうすでに、全校生徒とその保護者の方たちが集まっていました。

手前で生徒たちが見ているなか、背景にはベージュ色のカーテンがひかれたステージ上で2人の演奏者が演奏しており、1人はグランドピアノを弾き、もう1人はチェロを演奏している写真

初めに演奏したのは、ヤン・リスカさん(オーストリア・ウイーン国立歌劇場管弦楽団)によるチェロの演奏です。曲目はサン・サーンスの『動物の謝肉祭』より、「白鳥」。
一瞬のうちに会場はその素晴らしい演奏に、物音一つしません!(当然ですが)
瞬く間に体育館がコンサート会場に変わりました。皆さんうっとりと聞き惚れました。

手前で生徒たちが演奏を見ているなか、背景には大きなカーテンが広がるステージ上でピアノ奏者がグランドピアノに座って演奏しており、前でバイオリン奏者が立って演奏している写真
手前で生徒たちが座って演奏を見ているなか、背景には大きなカーテンが広がり、ステージ上でピアノ奏者がグランドピアノを演奏し、もう1人の演奏者がチェロを弾いている写真

続いての演奏はブルッフの『コル・二ドライ』、ラルフ・ディーツエさん(ドイツ・ドレースデン国立歌劇場管弦楽団)のバイオリンです。
どちらもピアノは、チェコ・ヒルゼン音楽院ピアノ科主任教授のルジェク・シャバカさんです。
今回、コントラバスの弦の調子があまり良くないことがわかりその演奏がなかったのが残念でしたが、生演奏にハプニングはつきものです。仕方ないですね。
その分は、即興でピアノとチェロ、バイオリンの3者で演奏していただき、1時間足らずでしたが、会場の皆さんをコンサートの素晴らしいひと時へといざなってくださいました。
演奏終了後は生徒会よりモアイの缶バッジなどのお礼のプレゼントをしました。

グランドピアノがあるステージ上に、6人の人々がフォーマルな服装で立っていて、何人かは右側から歩いて来る女子生徒を見ながら拍手をしている様子の写真
床には緑色のマットが敷かれ、上から照明が空間を照らされ、天井が高く金属の骨組みが見える広い体育館で、制服を着た大勢の生徒たちの間の椅子に演奏者がそれぞれ座っている記念写真

生徒全員と記念写真にも納まりました。
演奏してくださった皆さんは、志津川高校での演奏は午後でしたが、こちらに見える前に東松島市の矢本第一中学校でも演奏をしてきたそうです。
コンサートのお世話をしていただいたのは横浜市の『横浜歌の絆の会』の方々です。
義捐金もくださったということです。
めったに聞くことのできない一流の方たちの演奏は会場の皆さんに感動を与えて、余韻を残して帰られました。
(西城)

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