赤、オレンジ緑などで太陽のような絵が描かれた白いコンテナが屋外に設置されており、解放されたドアの中には複数の機器が見え、屋根の上にはソーラーパネルが取り付けられている写真

企業による復興支援活動、今回ご紹介するNTTdocomoは、2011年12月に「東北復興新生支援室」を発足し、『笑顔の架け橋 Rainbowプロジェクト』の名称で東北3県の支援を続けています。

例えば、通信技術を用いた支援。南三陸町内の活動としては、町外避難世帯と小中学校の全教室にフォトパネル端末を配布し、行政・防災情報の配信を行っているほか、歌津地区にはカラフルなコンテナ型の監視カメラを設置。ライブカメラとして町の復興の様子を発信しています。

赤、オレンジ緑などで太陽のような絵が描かれた白いコンテナが屋外に設置されており、解放されたドアの中には複数の機器が見え、屋根の上にはソーラーパネルが取り付けられている写真

その他、全国のドコモショップでの木製グッズ販売とCO2吸収量クレジット購入を通した森林保全活動や『ショッぷらっと』サービス導入による来店促進の試みなど活動はいずれも自社の強みである“技術力”“発信力”を生かしたものばかり。

また『未来の種プロジェクト:里』は農業で地域を活性化する取り組みで、2012年から活動を継続されているそうです。

田んぼの前に図や文字が乗った案内が掲示された木の看板が立っており、その後ろで、つばの広い帽子をかぶった男性二人が収穫した稲の束を抱えて立っている写真

「入谷地区の農作物を中心とした地域ブランディングを目指しています。ササニシキの田んぼとトウキ畑を、作る人・食べる人・地域の人が集うコミュニティの場にして“入谷といえばササニシキとトウキの里”という町にしていきたいと思っています。」

そう話すのは東北復興新生支援室 担当課長の山本圭一さん。

今後は町と都市との関係を深め、持続可能なモデルを確立していきたいと語ります。

首にマフラーを巻いてカメラを見ている山本さんの写真

「南三陸町は森・里・海がコンパクトにまとまった地形が特徴。昔から海の人が森を、山の人が海を考え、地域全体で自然環境保護を行ってきた町です。もっと多くの方に南三陸町に足を運んでもらい、豊かな自然風土と景観、歴史、伝統芸能、コミュニティを体感してもらいたいですね。」

山本さん自身、3年半も町に関わり続け、今では南三陸を第二の故郷のように感じてくださっているそうです。

さて、5月中旬のある朝。
入谷地区のトウキ畑には40名もの人々が訪れていました。プロジェクトの呼びかけで駆けつけた企業ボランティアの皆さんです。

白や緑のビブスを着た大勢の企業ボランティアの方たちが草の斜面に座ったり、立って下を眺めている様子の写真

数社での連携は初めてとのことでしたが、志は同じ者同士。賑やかな定植作業が始まりました。

広い農地にビニールマルチが敷かれた畝が並び、その間で人々が作物の植え付けや手入れをしている様子を写した写真

東北を起点に人を繋ぐ『笑顔の架け橋 Rainbowプロジェクト』虹の橋は今も増え続けているようです。

黒いビニールマルチに覆われた畝に小さな苗が並んでおり、奥ではたくさんの人が苗の植え付けをしている写真
  • 笑顔の架け橋 Rainbowプロジェクト
  • 未来の種プロジェクト ~南三陸町 森・里・海ものがたり~

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