
夏の初めにお伝えした、『南三陸 おらほの酒づくりプロジェクト』。
その後なかなかお邪魔できていなかったのですが「収穫終わっちゃうよ!」との情報に、慌てて車を飛ばしました。
10月17日、駆けつけたのは歌津地区中在の酒米田んぼです。

うわあ金色!て、あれ?
稲が寝てしまっているような。

「田束山から吹き下ろす風や雨、2度にわたる台風で稲が倒れてしまったんです。
できるかぎりはワラでくくって自立させてあります。
『稲おこし』という処置ですが、これだけ立てるのに何日かかったことか(笑)。」

ご無沙汰している間にいくつもご苦労があったようで…。
お米への被害はほとんどなかったとのこと、胸をなでおろします。
「くくっているワラを切って稲をほぐしてあげてください。
また田んぼの四隅を手刈りし、コンバインを乗り入れるためのスペースを作ってください。」


午後の半日、企業ボランティアさんと共に鎌をふるいました。
戸倉地区の田んぼは既に地元の若者や小学生、交流イベントの参加者の手で刈り入れられたそうです。
「トラブルも多かったけどまずまずの収穫。」
南三陸町復興推進ネットワーク 及川渉さん(左)と復興応援隊 小野寺敬さん(右)も
明るい表情を見せます。

お米は乾燥・脱穀ののちに酒蔵へ託され、来年の2月には約3000本の日本酒になって戻ってくる予定。
酒づくりの続報をお楽しみに。

一般社団法人 南三陸町復興推進ネットワーク
(日比谷)
