背景に緑の山々を望む中、白い建物の前の広い駐車場で、トレッキングポールを持った十数人の方々が準備運動をしている様子の写真

皆さんは街中や公園でスキーのようなポールを持って歩く人々を見たことはありませんか?
それはたぶん『ノルディックウォーキング』という、北欧発祥のエクササイズです。
日本でも数年前から「誰もが楽しみながら運動できる」と人気を集めています。

そんなノルディックウォーキング、ここ南三陸でも愛好家が多いんです。
なにしろ風光明媚な環境。
歩いて見て楽しいコースばかりですからね。

という訳で、10月初めのとある朝。
歌津公民館主催『ノルディックウォーキングin払川(はらいかわ)』に参加してきました。

背景に緑の山々を望む中、白い建物の前の広い駐車場で、トレッキングポールを持った十数人の方々が準備運動をしている様子の写真

この日の参加者は13名、多くが町内在住の女性です。
ご指導は日本ノルディックフィットネス協会公認インストラクター 遊佐(ゆさ)先生。
御年60歳とのこと、若々しい!

青いスポーツウェアを着た男性が、名札をつけて野外で話をしている様子をアップで撮影した写真

「ポールは持ちましたか?手のひらのストラップをしっかり留めてくださいね。」
ポールはレンタル可能ですが、洒落たマイポール持参の方多数。

「だって何度も参加してんだもの。」
「神割崎とかひころの里とかさ、春の三滝堂もよかったやー。」

複数の参加者が地面にしゃがみ、色とりどりのトレッキングポールの先をそろえて並べている様子が写っている写真

遊佐先生よりストレッチと歩き方の指導を受け、いざ出発です。

この日のコースは払川ダムから川を遡って歌津の里山を歩くというもの。
早朝までの雨が上がり、青空が見えてきました。

山々が続く風景の中、舗装された橋の上を赤いリュックを背負った女性を最後に、数人の参加者が列をなして歩いている様子を後方から撮影した写真

季節の花や田畑を眺めながら進みます。

緑の葉に囲まれた中で、小さなピンク色の花がたくさん咲いている植物が写っている写真
山道の分岐点にある木の看板に「田束山山頂まで4.8キロ」「志津川まで10.0キロ」と書かれており、数人の参加者が周囲を歩いている様子が写っている写真
緑の葉の間に、小さな紫色の花を沢山つけた植物が写っている写真

水車小屋も所縁ある大樹も、地元の方にはなじみ深い存在ですが
「あらためて皆と一緒に見ると面白いねえ。」
遠足ですね

巨大な木の根元に集まり、見上げたり説明を聞いたりしている十数人の参加者の様子が写っている写真
周囲は濃い緑に囲まれた小川の浅瀬を、トレッキングポールを使って渡ろうとしている3人の参加者の写真

「胸を張って腕を自然に振り、ポールの先を地面に引っ掛けるように。」(遊佐先生)

身体がホカホカと温まってきました。
「ポールを使うことでウォーキングが全身運動となり、運動効率が上がるんです。」
さほど辛くもなく、いい汗をかけるのがノルディックウォーキングの魅力です。

緑の山道を10人以上の参加者たちが、カラフルな服装とトレッキングポールを使って元気に歩いている様子が写っている写真

緩い坂道を1時間強。
田束湖(たつがねこ)が右手に現れ、4.3キロメートルの道程が終了しました。

ガードレール越しに緑に囲まれた静かな川と杉林が広がる舗装された橋を、数人の参加者が歩いている写真

「いやあいがった~。」
「来月も志津川自然の家であるのよね。」
「南三陸でノルディックウォーキングのサークル作らいや。」

運動と景色に大満足の皆さん、声がワントーン上がっています。
アドレス交換を始める方も。

「じゃあキートスで締めましょうか。」
全員でポールを掲げる、愛好家にはおなじみの挨拶なんだそうです。
お疲れ様でした!

帽子をかぶった参加者たちが集まり、色とりどりのトレッキングポールを元気よく空に向かって高く突き上げている様子が写っている写真

暖かさ残る今は、スポーツに散策に最適の季節です。
南三陸の短い秋を存分に楽しんでくださいね。

(日比谷)

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