ガラス張りの店舗の外観で、中ではイベントが行われており、入口には黒板とポスターが貼られている、イベント中の飲食店の外観の写真

6月の週末。

ガラス張りの店舗の外観で、中ではイベントが行われており、入口には黒板とポスターが貼られている、イベント中の飲食店の外観の写真

東京某所の会場にて、熱気溢れる“食”のプロモーションイベント『南三陸味わいナイト in 東京』が開催されました。

スクリーンを背景に、オレンジ色のシャツの男性と、白色の服を着た女性の間に立つ黄色いシャツと青いエプロンを着た2人の男性の内、右側の男性がマイクを持って話している様子の写真
テーブルの上に料理やビール瓶が置かれた室内で多くの人が集まり、拍手しながらイベントを楽しんでいる様子の写真

南三陸町はこれまで多くのご支援、ご協力により一歩一歩進んできました。

「これからはより深く町を知ってもらい、また楽しんでもらうことで未来に繋がる交流を生み出していこう!」

平成26年度宮城県市町村振興総合補助金(魅力ある地域づくり)を活用し、今年4月『南三陸味わい開発室』が設立されました。
その活動の一環が今回の『味わいナイト』です。

『南三陸味わい開発室』のメンバーは南三陸町産業振興課、漁協、観光協会、鮮魚店他で働く町内有志。
皆この日のためにギンザケ生産者の講義を受けるなど、学びを重ねてきたそうです。
住民自身が故郷を学び、イベントの企画・運営を手掛けながら町の魅力をPRしました。

厨房に詰める若手料理人たち。

厨房内で黄色いシャツを着た複数のスタッフが料理の仕込みをしている様子の写真

旬真っ盛りのギンザケをメインに、同じく旬のミズダコやホヤなど南三陸の食材を使った料理が並びます。

テーブルの上に料理が並び、参加者が箸で料理を取りながらビールを飲み楽しんでいる様子の写真
黄色のシャツを着た女性スタッフが見ているなか、カウンターの上に並んだホヤなどの料理を、参加者の男性がお皿にとりわけている様子の写真

招待されたのは企業やNPO団体・教育関係者等、これまで何らかの形で町に関わってきた50余名。
南三陸の味をきっかけに会話が広がります。

女性が笑顔で箸を使って料理を食べ、隣にはビールが注がれた透明のグラスを持った男性が立ち食事を楽しんでいる様子の写真
プロジェクターで「南三陸Now」と表示されている前で、黄色のシャツを着た男性スタッフがマイクを持って進行している様子の写真

食べるばかりではない『味わいナイト』。
大きなギンザケ1尾が登場し、活〆(いけじめ)と解体の実演が始まりました。
披露されたのは『神経抜き』という技法。

青い手袋とエプロン姿の男性が魚に長い針金を当てて、神経抜きの実演をしている様子の写真

眉間を刺し、長い針金を使って神経を抜くことで魚をリラックスした状態で〆ることができ、魚の鮮度を保ったまま旨みを熟成させることができるのだそうです。
国産の強みである鮮度を最大限に活かすことができます。

瞬く間に柵に、刺身になっていくギンザケ。
多い時は1日に1トンの鮮魚を捌くというプロの手際に観客一同釘付けです。

調理台を囲んで観客が座り、中央で漁師が魚のさばき方を実演しているイベントの写真
黄色いシャツを着た料理人がサーモンのような魚をさばき、その周りを多くの参加者が囲んで見守っている、魚のさばき方の実演を見学している様子の写真

観客たちもその舌を試されます。
用意された3種の刺身。
「1つは町内産養殖ギンザケ、1つはチリ産養殖トラウト、あと1つは漁師でも滅多に出会えない希少品、天然トキサケです。
 食べて当ててください。」

A・B・Cとラベルがつけられた三種類のサーモンの刺身が黒い皿に盛りつけられ、手前にわさびが添えられている写真
黄色いシャツを着た男性が笑顔で「利きサケ」の説明が書かれた用紙を楽しそうに手に持っている写真

つまり利きサケ。
「え…どれもおいしいんだけど?」
「いやいや歯ごたえが違う、ような気がする。」
手加減なしの難易度に、会場はヒートアップするのでした。

数人の参加者が赤い皿を持ちながら、箸でサーモンの刺身をつまんで試食している様子の写真

南三陸の食を手掛かりにモノ、コト、ヒトを繋げる『南三陸味わいナイト』。
第一回は盛況のうちにお開きとなりました。
早くも次回開催に向け計画進行中とのこと。
はたして大きなムーブメントとなるのでしょうか、乞うご期待です!

料理が並んでいるイベント会場で、参加者全員が集まってカメラに向かって笑顔でポーズをとっている集合写真

(日比谷)

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