白い地形模型の上に灰色の道路と区画が描かれ、街の基本設計を表している段階の模型の写真

本日は「志津川市街地復興まちづくり模型製作プロジェクト(略して、もけプロ)」

についてご紹介します。
「もけプロ」とは、未来を担う地元の高校生、志津川高校の美術部が中心となって行ったプロジェクトです。
高台移転のための造成工事が進むベイサイドアリーナ周辺(志津川東地区)にできるまちを、実際の計画を基に想像しながら模型を製作し、地元の方々へPRすることによって、地元の方々が復興への期待を持てるようにと想いを込めています。
製作期間は、昨年9月から12月までの3か月間。
11名の高校生が役割分担しながら進めていきました。
模型製作にあたっては、南三陸町復興市街地整備課とUR南三陸復興支援事務所の職員さんがバックアップする形で作業を進めました。
こちらが、プロジェクト開始時。

白い地形模型の上に灰色の道路と区画が描かれ、街の基本設計を表している段階の模型の写真

この真っ白な地形模型(URさん提供)に、色を付けたり、道路模型などを貼りつけていきます。

地形模型に緑色の塗料を塗って山や森林の起伏を表現し始めた初期段階のまちづくり模型の写真
複数の人が模型の上に道路や区画パーツを手で配置しながら街の構成を調整している様子の写真

より立体感が出てきました。
森林部分には、緑色の砂やスポンジをつけます。

数人の参加者が模型の上に緑色のスポンジ素材をまいて山や森林の再現作業を行っている様子の写真
模型の山の部分に手作業で緑の樹木素材を貼り付けて森林部分を作っている途中の写真

「ちょっと盛り過ぎじゃない?」
「この辺足りなくない?ハゲ山になっちゃう!」
スポンジがうまく貼りつかないようでちょっと大変そうでしたが、出来上がっていく模型を前にみんなのやる気もさらに増し、笑顔で楽しそうに作業していました
災害公営住宅や戸建ての建物、公園スペースも、もちろん生徒さん達の手作り。
切ったり、貼ったり、塗ったり、書いたり…とにかく、とーっても細かい作業なんです!

机の上で2人の生徒が紙や色見本を使って模型に必要なパーツや説明素材を作っている様子の写真
赤い屋根の住宅やグレーの建物など多数のミニチュア建築物が並べられた模型用パーツの写真
人物が手で黄色の地形パーツを切り取っており、模型に配置するための準備をしている様子の写真

生徒さんたちが一生懸命作った建物などを貼りつけて、模型は完成。

完成した模型に森林や建物が配置され、街の全体像が立体的に表現されているまちづくり模型の写真
完成した立体模型の一部を近くから撮影しており、住宅地や公共施設などの街の詳細が確認できる模型の写真

完成した模型を見ると「こんな風になっていくのかぁ~」と、これからのまちづくりのイメージがしやすくなり、新たなまちへの夢や希望がふくらみます。
自分たちで作り上げた模型を前に嬉しそうな生徒さん達。

最後に、模型と一緒にみんなで記念撮影。お疲れ様でした!

完成した立体模型の前で高校生と関係者の方々が笑顔でピースサインをしながら写っている集合写真

今後、この模型は町民の方々へのまちづくりの説明や、建設予定の復興まちづくりPR施設(仮称)での展示などで活用予定とのこと。
模型だけでなく、未来を担う若い人達の知恵や力も、これからの南三陸のまちづくりに活かされることでしょう。

(高橋)

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