遠くには緑豊かな木々に囲まれた住宅や建物が点在し、手前の空き地横のスペースに赤い三角形の建物やプレハブの建物などが見えている様子を写した写真

「志津川にピラミッドが現れたらしい」
そんな噂を聞きつけた、12月上旬。
噂を頼りに御前下地区を探索してみたところ…

遠くには緑豊かな木々に囲まれた住宅や建物が点在し、手前の空き地横のスペースに赤い三角形のピラミッドの建物やプレハブの建物などが見えている様子を写した写真

あった!
国道398号沿いに目にも鮮やかな赤い三角形。

赤と黒で彩られた三角形のピラミッドの建物が中央に立ち、その左右にコンテナハウスの建物やブルーシートで覆われた資材などがある場所を写した写真

ピラミッド周辺には他にもコンテナハウスやテントが並んでいます。

実はこの場所、“みなみ3りく 太陽村”といって町の復興活動をサポートするコミュニティスペースなんです。
ボランティアさんの宿泊設備やレンタルルーム、イベント開催可能な中庭などを擁しています。

ピラミッドについて、管理人の新井さんにお話を伺いました。

ピラミッドの建物の前で、ボードを持って立つ新井さんの写真

「ああこれ?倉庫。いや、格納庫。施設ができて1年半経つんだけど、日用品とか増えてきて手狭になったから作ったの。町内の建設現場から貰った端材を活用してるんだよ。」

なぜピラミッドなんですか?
「この形だと雪が積もっても潰れないんだよね。色はねえ…うん、友人や過去の利用者さんからアイデアを募ったら最終的にこうなってねえ、うん。あ、デザインと製作は俺。」

赤いピラミッド形の近未来的なCGデザインで、表面に黒い幾何学模様が描かれているピラミッドの写真
三角のピラミッド形に組み立てられた構造物に、新井さんが模様の下地として赤い色を塗っている作業の様子を写した写真

「1辺4メートルくらいあって内側はけっこう広いんだ。中でヒーター焚いてみたら意外と温かくてねえ。倉庫、いや格納庫だけじゃなく寛ぎスペースとしても使えるかなーと思ってるとこ。」

赤い光沢のある衣装を着た女性が木の柱のそばで座っており、横に段ボール箱や扇風機などたくさんの荷物が入っている室内の様子を写した写真

新井さん、ありがとうございました。
以上が謎のピラミッドの真相でした。
ご興味のある方は見学させてもらうのもよいかもです。

復興活動支援 情報交流複合施設“みなみ3りく 太陽村”

(日比谷)

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