語り部の男性がマイクを持って話し、正面のスクリーンに写真を映し出しながら、多くの聴衆が真剣に耳を傾けている講話の様子が写っている写真

ヒマワリの花も咲き、夏真っ盛りの陽気。
蒸し暑い日が続きます。

7月末。夏まつり福興市にて同時開催しておりました「語り部教室」はお祭りの盛況に伴い、この日も満席でした。

語り部の男性がマイクを持って話し、正面のスクリーンに写真を映し出しながら、多くの聴衆が真剣に耳を傾けている講話の様子が写っている写真
青い背景に「東日本大震災~あの瞬間を忘れない~」と書かれたポスターが壁に貼られ、震災の語り部活動の紹介や、展示会場の地図などが記載されている広報用の案内掲示物の写真

語り部の活動開始は2011年5月の福興市から。
「ガイドサークル汐風」の皆さんが、震災の語り部となって当時の体験をお話されます。
東日本大震災を語る団体としては、最も早かったようです。
そして現在では、観光協会主催ツアー「語り部による学びのプログラム」の案内役や、福興市などの際の語り部ブースでの語り部。その他にも、全国への出張講演も行っています。

マイクをもって話をしている鴻巣修治さんの写真

取材にお邪魔した時、ガイドサークル汐風代表の鴻巣修治さんはこうお話されました。
「災害の恐ろしさや心構えは、直の言葉に触れなければ伝わらない、という観点から、語り部の講話は、DVD化や書籍化をしていません。
被災地全域に語り部が増えてきたのは、そういった肉声の重さに気づいたからだと思います。
これから町にお越しいただく方にお願いしたいことは、「来る、見る、買う」です。
出張講演もいいのですが、一人でも多くの人に町に来てもらいたいと思っています。
また、高校生語り部団体『まずもって』などの若手も語り部をしてくれていることは心強いです。
今後自分たちに代わり町を支えてもらわなければいけませんから。」
次回の南三陸なうでは、7月27日に行われた語り部教室の様子を御伝えします。
ガイドサークル汐風による、語り部教室

(安藤)

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