体育館の中で、女子部員の皆さんが体操着姿で卓球の練習をしており、卓球台がいくつも並ぶ中、それぞれがラケットを持って打ち合いをしている様子の写真

夏休みだというのに、入谷小学校の体育館から人声が聴こえます。
中では卓球教室が開かれていました。

体育館の中で、女子部員の皆さんが体操着姿で卓球の練習をしており、卓球台がいくつも並ぶ中、それぞれがラケットを持って打ち合いをしている様子の写真

指導するのは大正大学卓球部女子部員の皆さん。
今年の選手権大会では団体部門全国16位に入った強豪校です。
東京から夏季合宿のために南三陸へ来町、この日は志津川中学校の卓球部員14名へ練習指導を行なっていました。

町の中学生は日頃とてもシャイなのですが見ていると皆、東京から来た大学生に進んで質問をしています。
「だってこんな強い人たちに教えてもらうチャンス、めったにないし」嬉しそうに話す志中生たち。

体育館の中で、4人の中学生が2対2のペアに分かれて卓球のダブルスの練習試合をしており、手前の男女2人がラケットを持って構え、奥の2人もそれぞれの位置についてプレーに集中していて、真剣な雰囲気の中で試合が進んでいる様子の写真
体育館の卓球台の前で、左側の生徒が指導者からラケットの正しい振り方を体に手を添えられて教わっている様子の写真

大正大学キャプテンの藤井奈帆さんにお話を伺いました。
「卓球教室は今日で3日目です。
 初めは集中できない子もいましたが日を追うにつれ、皆どんどん意欲的になってきてくれています。

 学生だけでの指導は実は私達にとって初めての経験です。
 基礎の再確認や指導の仕方など、こちら側にも勉強になっています。
 それに子ども達が上達していく姿を見るのはやっぱり嬉しいですね。」

複数の中学生が体育館内でラケットを持って立っており、他の生徒の試合を見たり順番を待ったりしている練習風景の写真

大正大学人間学部 落合教授は語ります。
「今後他の運動部も指導に入らせてもらいたいと考えています。
 こうして南三陸町で行なったプログラムは、将来全国で実施可能な『大学運動部による社会貢献』の一例となるはずです。」

大学生の皆さんは東京に戻っても、秋の大会に向け練習の日々だそうです。
お身体大事に。また来てくださいね!

体育館の床に円になって座り、ユニフォーム姿の中学生たちが弁当を食べながら笑顔でピースサインをしている写真

(日比谷)

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