白い大型テントの「災害ボランティアセンター」の入口に複数のボランティアが集まっており、スタッフ用のベストを着て受付や準備をしている様子の写真

昨日より、じわじわと蒸し暑くなり徐々に夏らしい天気になってきました。

7月27日、土曜日。志津川では夏まつり福興市の開催日。天気はあいにくの雨です。
夢花火は8月に順延となりましたが、ボランティアセンターは普段と変わらず活動します。

白い大型テントの「災害ボランティアセンター」の入口に複数のボランティアが集まっており、スタッフ用のベストを着て受付や準備をしている様子の写真

朝は8時半に集合。
受付を済ませたら、黄色い蛍光色のビブスを服の上に着用して少し待機。
時間になってボランティアセンタースタッフからの説明を受けてから、活動現場に移動します。

テント内の壁には色とりどりの千羽鶴やメッセージが飾られ、多くのボランティアが集まって説明を受けたり話し合ったりしていている様子を写した写真
雨の中、ボランティア輸送用と思われる観光バスが3台ほど道路に並んで停車している様子の写真

この日は遠方からのボランティアバスも到着し、合計152名の方々が活動をされました。
こちらは田尻畑での農地復旧チーム。

周囲は曇り空で山に囲まれた農村風景が広がっている田畑の前で多数のボランティアが緑色のビブスを着て整列し、スタッフの説明を聞いている様子の写真

被害を受けた畑の再生のため、機械では取り除けない大きな石を人海戦術で取り除きます。
腰にも負担のかかる大変な作業ですが、100名以上のお力を借りることできれいになりました。

農地で多くのボランティアが地面にしゃがみ込み、並んで石拾いの作業をしている様子を写した写真
畑の中でボランティア作業中に集めた大きい石をバケツに入れている様子の写真

今回参加された長野県須坂市の社会福祉協議会さんは、15名で参加。
冬場を除いて月に1-2回、被災地へのボランティアを行っているそうで南三陸での作業は初めて。
市の広報で募集をかけているので、市民の参加も多いそうです。

整地作業中の畑で、ボランティアたちが一列になって石を拾ってバケツに入れている様子の写真

また、今回が2回目となるボランティアチーム「CNS」の村田さんは、千葉から12名での参加。
「最初に訪れたのはちょうど1年前だったので、どの様に変化しているのかを自分の目で見てみたかったんです。」
作業終了後には、福興市に行かれるそうです

集めた雑草などを大きな布袋に入れる作業が進められており、一輪車で集めた草を回収用の袋にまとめているボランティアたちの様子の写真

そして、山形県庄内町からも社会福祉協議会さん主催のボランティアバスが参加。
南三陸町とは友好都市の関係であることもあって、月に1回、第4土曜日にバスが出ています。
この日に参加されていた学校の先生(女性)は、なんと27回目の参加。
「町が交通費を負担してくれているので参加しやすいんです。」とおっしゃっていましたが、貴重なお休みに活動をしに来ていただけるそのお気持ちは、とてもありがたいものでした。

広い畑で緑のビブスや雨具を着たボランティアたちがバケツを使って地面の草を取ったり、手分けして作業をしてる様子の写真

記事内では紹介しきれませんでしたが、他にも聖マルコ協会さん、都高P連さん、他喜ダッシュ静岡さん、カリタスジャパンさんに参加いただきました。
作業中も降り続いていた雨は、午後も止む様子がなかったので、この日の活動は午前で終了。
次回のブログでは、もう1箇所の活動場所「サンオーレそではま」の様子をお伝えします。
(安藤)

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