石けんや瓶入りのオイル、麻袋やタオルが白い背景にきれいに並べられ、女性の顔写真と商品説明が添えられているパンフレットの写真

以前ご紹介した、まちのなか大学。先日ポータルセンターにて行われた、海学科・第2回目、「お肌ツルツル!?ワカメ石けんワークショップ」にお邪魔してきました。

今回は南三陸産のワカメを使うので、まずは海そう(海藻・海草)や海についてお勉強。いつも食べている海藻も、いつも目にする海も太陽の光も、とっても身近なものですが、意外と知らない事もあるものです。

石けん作りの先生は、株式会社地球の恵 代表取締役社長の、樹 美千子(いつき みちこ)さん。
樹さんは、ご自身の肌トラブルをきっかけに無添加石けんを作り始めたそうです。
「お肌にも環境にも優しく」という想いで、[樹-itsuki]という石けんブランドを作り、現在[故郷-furusato]シリーズという宮城・福島の素材を使った、6種類の無添加石けんを制作しています。

無添加について、添加物について、石けん作りについて…。樹さんの想い・お話を聞いた後は、いよいよ石けん作りですっ!

両手にビニール製の手袋をはめエプロンを着けた人が、新聞紙を敷いたテーブルの上で、オリーブオイルを白いボウルに注いでいる様子が写っている写真

ベースとなるのは、オリーブオイル。そこに水と苛性ソーダを混ぜたものを少しずつ垂らしながら攪拌していきます。

白いエプロンを着用した女性が黒いシャツを着た女性と一緒に、石けんの材料を混ぜている様子が写っている写真

混ぜて、混ぜて、混ぜて…みんなで交代しながら、攪拌し続けること、約1時間!! 完全に水と油が混ざったところで、細かく刻んだワカメを投入。

周囲には小瓶や紙コップが並んでいる新聞紙が敷かれた上で、黄色い液体の中に刻んだワカメが浮かんでいるボウルが置かれている写真

「なんか…おいしそうだね。」
「見た目はスープ的な感じがする~飲めそう。」
オリーブオイルの黄色とワカメの緑色が、かぼちゃスープとパセリのようにも見えます。苛性ソーダは劇薬なので、もちろん飲めませんが…

型(今回は紙コップ)に流し入れて、お好みで香り付けにアロマを入れ、固まって乾燥したら完成!なんですが、、、なんとこの無添加石けん、完成までおよそ2か月かかるのだそうです!

白いエプロンを着用した人が黄色い液体をお玉ですくい紙コップに注いでいて、テーブルの上にはいくつものコップと小瓶が置かれている写真
白と緑の模様が入った紙コップの中に、黄色っぽい液体の石けんが注がれて置かれている写真

樹さんの作る石けんは、コールドプロセス法という製法で作られます。石けんの素地として使うのは、オイルと水と苛性ソーダのみ。手間をかけた攪拌と自然発生する熱でじーーーっくり石けんを熟成させながら固めるのです。無理な加熱や、凝固剤等を使うこともせず、苛性ソーダとの化学反応だけでじっくりと熟成することで、植物性油脂に含まれる大切な成分を壊さず、お肌に良いものがギュッと詰まった石けんになるそうですよ
(注意)苛性苛性ソーダは、石けんが完全に熟成・乾燥すると劇薬ではなくなるそうです。

「宮城県三陸産ワカメ無添加石けん」と書かれた袋と、中に入っている丸い石けんが並べて置かれている写真

写真は、今回と同じ製法で作られている[樹-itsuki]ブランド、[故郷-furusato]シリーズのワカメ石けん。
出来上がりは、このように白い石けんになります。今回のように、オリーブオイルが主役の石けんは、熟成中にお肌に良いスクワランという成分が勝手にできちゃうんですって!2か月後が楽しみです

今回のプログラムは『海藻石けん部』として、南三陸おらほの学園祭2014(通称:おら学)にも参加。

今年のおら学は、まちのなか大学とテクテクめぐる縁側アートとの共催だそうです。ぜひ、これらのイベントを通して、南三陸を知って、学んで、楽しんでみて下さい

まちのなか大学

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南三陸おらほの学園祭2014
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次回は、町内レアスポット巡り!!

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