周囲に砂利が敷かれた敷地内に、左側の軒下には木箱などが置かれ、黄色いラインが引かれた木製スロープが入口へと続き、グレーの外壁に正面に窓がある平屋の建物の壁に「のぞみ福祉作業所」と書かれた木製看板が立てかけられている写真

障がいを持つ方々のための生活介護施設「のぞみ福祉作業所」。
(以前ご紹介した記事はこちら)
久しぶりにお話を伺ってきました。

周囲に砂利が敷かれた敷地内に、左側の軒下には木箱などが置かれ、黄色いラインが引かれた木製スロープが入口へと続き、グレーの外壁に正面に窓がある平屋の建物の壁に「のぞみ福祉作業所」と書かれた木製看板が立てかけられている写真

志津川市街地の工事に伴って先月中旬に作業所を袖浜から沼田へと引っ越されたばかり。
仮設建築ではあるものの、明るくて居心地が良いです。

窓ガラスから太陽の光が差し込んだ明るい室内で、テーブルを囲んで置かれた椅子に人々が座り、前方に座っている男性の話を聞いている様子の写真

こちらで作られる葉書は手漉きの紙に季節の絵柄を刷り込んだオリジナル。
町内のグッズショップでもおなじみの人気商品となりました。

左下に「南三陸のぞみ」と書かれた印鑑が押されたハガキに、黄色の兜や、桜の花びらが舞い降りてくるリス、赤いカーネーション、タケノコの親子、ハートマークとツバメが飛んでいる様子を描いた絵葉書が重ねて置かれている写真

この春には新しい仲間も迎え、現在18名の利用者さんが職員の方々と共に作業に取り組まれています。

紫色のシャツを着た利用者が、黙々と絵ハガキ作りを行っている様子の写真
赤いバンダナを頭に巻き、エプロンに長い手袋をつけた男性が、紙漉きを行っている様子を横から撮影した写真
黒と白色の服を着た利用者が捺印マットの上でスタンプを押している様子の写真

新人さんもすっかり手慣れた様子。

黒色のバンダナを頭に巻き、ピンク色のエプロンを着用した男性が、ステンレス製のラックの上段に漉いた紙を立てかけて乾かしている様子の写真

作業中に鼻歌の出る方、休み時間も作業に没頭される方。
皆さん働くことを楽しんでおいでのようです。

「紙漉きをこの作業所の柱の事業とするためにも、今年度が正念場だと思っています。」そう話すのは係長の森 伸也さんです。

「売り上げが主目的ではありませんが仕事の依頼が増えることは利用者の方の意欲につながります。
受け取ったお金をご家族とおいしいものを食べるために使うなど自分だけではなく、周りの方を幸せにすることにもなるんです。」

入所式と書かれたホワイトボードの前で、女性が見つめるなか、透明のビニールがかぶせられた黄色や青色の花のアレンジメントフラワーを両手で持ち挨拶をしている男性の写真

これからはデザインの充実・品質の向上等 商品をより魅力的にするための展開をお考えとのこと。
例えば紙漉きの原料に酒類の紙パックを使うと強度が増すそうで、近隣の商店等と連携したパック収集システムも検討中だとお話しくださいました。

地域に根差しながら自立を掲げるのぞみ福祉作業所。
またお邪魔させてください。

入所式と書かれたホワイトボードの前で利用者やスタッフの方々が並んでいる記念写真

社会福祉法人 洗心会 のぞみ福祉作業所

  • 志津川字沼田56-3
  • 0226-46-5129

(日比谷)

この記事に関するお問い合わせ先

企画課 企画情報係
〒986-0725 宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田101番地
電話:0226-46-1371
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