白い壁の建物の前にキャンピングカーが停まり、集会所の入口が見える入谷公民館の外観の写真

冬のとある土曜日。
入谷公民館にて「おもちゃの図書館いそひよ」が開館しました。

白い壁の建物の前にキャンピングカーが停まり、集会所の入口が見える入谷公民館の外観の写真

「いそひよ」は障がいを持つお子さんを対象とした交流の場。
この日は約1か月ぶりの開催のうえ、外は雨。
和室には子ども・大人、そしておもちゃがひしめき合っています。

和室の室内に子どもと大人が集まり、おもちゃや電車セット、レゴなどで自由遊びを楽しんでいる地域交流の様子の写真

代表の鈴木清美さん(写真左)にお話を伺いました。

幼い子の横に座っている鈴木清美さんの写真

「いそひよは今年で開設19年です。
 志津川地区の拠点を津波で失ってからは入谷地区に場所を借り、活動を続けています。」

男の子が熱心にパズルブロックで図形を組み立てている遊びの様子を写した写真
二人の男の子が床に寝そべって、アニメのキャラクターのおもちゃでじゃれあって遊んでいる様子の写真

「おもちゃも流されてしまいましたが外部支援でいただいたり、手作りしてもらったりなどで揃ってきました。
 また去年は町を離れ、ご家族を巻き込んで横浜まで合宿に行くなど活動内容も充実してきているんですよ。」

「障がいを持つ子も人と接することで社会性を伸ばすことができます。
 活動当初からの利用者は現在20代半ば、いわゆる「卒業」のないいそひよでは歳の離れた利用者さんの交流も生まれています。」

父親と子どもがジェンガの積み木ゲームに一緒に取り組み、積み木を高く積み上げて遊んでいる様子の写真

見ると、部屋の一角ではお母さんたちが情報交換(おしゃべり)中。
いそひよは保護者の皆さんにとっても貴重な場のようです。

保護者たちが子どもとともに和室の床に座り、保護者同士で話をしながら情報交換をしている様子を写した写真

「障がいを持つ人やそのご家族にとって、こういった場所は必要です。
 利用者さんはこれからも増えるでしょう。
 もっと広々遊べたら、と思いますね。」(鈴木さん)

その念願の新拠点、現在入谷地区内に建設中とのこと。
「のんびり進行で完成時期もはっきりしないけど(笑)」
新しい施設で遊ぶ皆さんの様子、早く見てみたいです。

子どもたちと大人が長机を囲んでお菓子や飲みものを楽しみながら会話している交流の様子の写真

(日比谷)

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