子どもたちと大人が和室に置かれた長机を囲んで座っており、お茶やお菓子を楽しみながら和やかに会話している様子を写した写真

今日は一日くもりの天気ですが、明日の午後以降は晴れて暖かくなるようです。

津波により、町内の福祉事業にも大きなダメージが残りました。
福祉団体や施設の必要性は周知されているものの、再建はこれから。
そんななか、今日は障がいを持つ方をサポートする取り組みをご紹介します。

NPO法人奏海の杜(かなみのもり)で実施している「子ども広場 にこま~る」は主に学童期の知的障がい児を対象にした遊びの場、交流の場。

町内の学校の特別支援学級、また気仙沼の支援学校などに通っている子どもたちが放課後から夕方まで時間を共にします。
この日は7名の子どもたちが入谷公民館の一室に揃いました。

子どもたちと大人が和室に置かれた長机を囲んで座っており、お茶やお菓子を楽しみながら和やかに会話している様子を写した写真

東京からいらしたリトミックの先生とともに身体を動かします。
「なかなかリズム感いいねえ~。」
「おおっ、踊りだしちゃった!」

輪になって座った大人と子どもが背中をさすり合いながら、笑顔でふれあい遊びを楽しみ、和気あいあいと交流している様子を写した写真
広い和室で子どもと大人が一緒に元気に体を動かしてリトミックを楽しんでいる写真

笑顔や声かけなど、スタッフの皆さんによる安心できる雰囲気作りのためかどの子もリラックスしている様子。

一人の女の子が笑顔で大人の女性にしがみついている様子を、近くから写した楽しげな場面の写真。

また、年下の子を助けてあげる子、お手伝いができるようになった子、車椅子を降り、自分で身体を動かし始めた子。

年齢や障がいの程度は様々ですが、「にこま~る」で一緒に遊ぶことでお互いを思いやる気持ちや人との関わりを楽しむ気持ちが育っているそうです。

緑色の薄い布をくぐる遊びをしている子どもたちと大人が、一緒に笑い合いながら楽しんでいる様子を写した写真

スタッフの太齋さんにお話を伺いました。

「子どもの自立の第一歩は意欲です。
そのため、ここでは人と触れ合う機会や自発的な行動を育てられるような関わりを大切にしています。」

「NPO法人奏海の杜は、障がいを持つ人たちとのこういった活動を中心に大きな目標である『ハンデに関わらず誰もが楽しく暮らせる地域作り』を目指しています。」

6月2日(日曜日)には神割崎キャンプ場にてバーベキュー会が開かれるそう。

利用者さんやご家族、石巻の団体の方もみえます。

「それ以外の人も、もう誰でもウェルカム。
楽しそうだなと思ってくれたら遠慮なく参加してください。
あとボランティアさんも大募集中です!」

きっと賑やかな会になりますね。

(日比谷)

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