緩やかに曲がる舗装道路の右側には白い仮囲いの塀が並び、奥に災害廃棄物処理施設の白いテントや重機が見える写真

こんにちは。
先週12月21日に、戸倉地区に設置された災害廃棄物処理施設を見学してきました。平成24年~平成26年3月までに、南三陸町内の震災廃棄物をすべて処理する予定で、宮城県内にて100%処理されるそうです。

道路からでは、飛散防止の白い壁があるためあまり中の様子が見えにくいのですが復興のための重要なミッションである震災廃棄物の処理をとてもしっかり処理していらっしゃいます。

舗装道路の両側に白い仮囲いの塀が続き、その先に災害廃棄物処理施設が見える写真

そんな施設の様子を、これから3日間で紹介していきますね。

本日は、【1.5次仮置き場~1次選別~乾燥~2次選別】です。当日は遠藤所長にご案内いただき、徒歩と車で見学しました。一般的なごみ処理施設と比べても、とても広大な敷地でした。

舗装道路をヘルメットと作業着を着た二人の作業員が歩いており、左には仮設の建物や車両、右奥には大きな機械や重機が稼働している様子の写真

こちらは新たに企業体が借地した1.5次仮置き場です。

高さ数メートルにも積み上げられた様々な素材が混在した大量のがれきの山の写真

町内にある1次仮置き場から速やかにごみを減らすため、処分場の一部を利用して設置した場所だそうで、ここから2次仮置き場(中間処理を行う施設)に運んでいきます。

運びこまれた廃棄物は、1次選別機や重機によって土砂、木材、可燃物、不燃物、その他(資源物など)に分けられます。

オレンジ色の重機が3台並び、アームで木材などのがれきをつかんで選別しており、手前には投光器や発電機などが設置されている写真
青緑色の大きなショベルカーが、大きな山のように積まれたがれきの上で作業をしている写真

1次選別した可燃物は、焼却施設からの温水を利用したテント内で1日乾燥させます。

入口が大きく開いた白い大きなテントの内部に災害廃棄物が山積みにされている写真
白い大型テント内の左右に木くずなどの廃材が高く積まれ、奥の開口部からは外に停まっているオレンジ色の重機と廃棄物の山が見える写真。

乾燥後は2次選別機で選別し、

白い壁の建物から使途に伸びたベルトコンベヤーに青と黄色の配色の機械が接続されている処理施設の写真

さらに手選別で細かく分けていきます。

施設全体で働く300名のうち、およそ半分は町民の方なのだそうで、休憩をとりながら、多くの方が働いていらっしゃいました。

青い鉄骨の建物の中で、緑色のヘルメットと黄色い安全ベストを着た作業員たちがベルトコンベアに流れる木くずを手作業で選別している写真

これ以上ないくらい、徹底して選別されていることに驚きながら、『混ぜればごみ、分ければ資源』という言葉を思い出しました。

明日・明後日は、選別した「土砂」「木材」「可燃物」「不燃物」がどのように処理されていくのかを追っていきます!

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