がれき選別施設と書かれた看板があり、3つの区画で仕切られたプールに、木材などのがれきが浸かっている様子の写真

こんにちは。
一昨日より連載している災害廃棄物処理施設について、今日は最終回として【木材の洗浄~破砕~バイオマス発電~焼却】を紹介します。

こちらのプールでは、木材を水にひたすことで異物となる土や、焼却炉の大敵となる塩分を洗い流しています。バイオマス発電で使えるのはきれいな木材のみですので必要な分だけ、細かく破砕をしています。

木破砕施設の看板が設置された場所に木材が積み上げられ、黄色いショベルカーが作業を行っている様子の写真

こちらのバイオマス発電設備で木材を利用して電気を生み出し、場内一部施設の電気をまかなっています。

液体窒素と書かれた大きなタンクの隣に、青い鉄骨の建物があり、大小のタンクや配管が見えるバイオマス発電設備の写真

そして施設内で最も迫力があるのは、この焼却設備です。日量95トンを焼却できる設備が3機あります。間近で見るととても大きいです。

金属製の筒状構造を持つ焼却設備が屋外に3基並んで設置され、それぞれの排気筒から煙が立ち上り、斜めに延びるベルトコンベヤーが手前に設置され、地面には作業員や安全コーンが見える写真

ここで選別後の可燃物を燃やします。ちなみに白煙は水蒸気です。さて、ここまで3日間連続で災害廃棄物処理施設を紹介してきました。

「1号炉 廃棄物供給装置」と書かれた灰色の箱型設備に、ベルトコンベヤーを通じて木くずのようなものが運ばれ、奥には同じ装置が2基とショベルカーが見える写真

こちらの施設は期間限定のもので、処理が完了したらすべて解体をして農地に戻す予定だそうです。

災害廃棄物処理施設の地図の画像

ちなみに場内には、コミュニティスペースも設置してあり、地域住民の方に開放しています。そこで処理に関するDVDを見ることもできますのでもっと詳しく知りたい方は是非そちらへどうぞ。

南三陸災害廃棄物処理業務 【気仙沼ブロック(南三陸処理区)】
(戸倉字水戸部148-2)

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