大きな会議室で日本の国旗と別の旗が掲げられた壁の前に長机がコの字に並べられ、十数人の男女が資料を見ながら座っていて、一人の男性が立ち上がって発言している様子を写した会議中の写真

「南三陸らしさってなんだろう」
これを突き詰め続けた3時間。

大きな会議室で日本の国旗と別の旗が掲げられた壁の前に長机がコの字に並べられ、十数人の男女が資料を見ながら座っていて、一人の男性が立ち上がって発言している様子を写した会議中の写真

10月6日、南三陸町役場にて第3回南三陸町総合戦略推進会議が開催されました。
(前回開催のようすはこちら)
南三陸町総合戦略とは国の定めた「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき、特に人口減少に絞った基本的方向や具体的施策、客観的指標をまとめたもの。

今回はそのなかでも一番の核となる基本目標が議論されました。

ホワイトボードの前に立つ男性が説明をしていて、それを囲むように十数人の男女が円形に椅子に座って資料を持ち、真剣に話を聞いている様子を写したグループワークの写真
机の上に置かれた「防災対策 総合検討アウトライン(案)」という表題の日本語の資料がクローズアップされており、災害対策に関する項目が並んでいる様子を写した資料の写真

「移住者にとってハードルとならないか」
「町民として当事者意識をもつことができるか」
「地元住民の意思が尊重されたものとなっているか」
16名の委員で構成される総合戦略委員の議論の様子です。
一般的には行政主導で決定されることも多い町の基本目標。
しかし、南三陸町では町民と有識者で一から議論をすすめています。
参加者は、地元の方から、Uターン者、Iターン者、主婦などさまざま。
それぞれの想いが交錯し、議論は白熱。

窓のある明るい会議室で、十数人の男女が円形に座って話し合いをしており、手前に座る年配の男性の後ろ姿が写っている、講師らしき男性が立って話している様子を写した話し合いの写真

背景にあるのは、高齢化や人口流出という町の課題。
しかし、それ以上に「私たちの未来がこうありたい」「こういう町にしたい」という想いが会議の場には溢れていました。

壁掛け時計と非常口のドアの前にホワイトボードが置かれ、そこに書かれた内容を前にした男性講師が立って説明し、数名の男性が背を向けて真剣に聞いている様子を写した説明中の写真

既に制定されている他市町村の基本目標等も参考にしながら「南三陸色をしっかりと出していきたい」と文言の細部にまでこだわり「南三陸らしさ」を探っていきました。
目標の最終決定は次回に持ち越し。
しかし、今後5年間続く基本目標。
立場や状況の異なる委員の総意が欠かせません。
一言一句、微調整を加えながら最適を探していく。
委員みんなが、町の未来を自分ごととして本気で捉えているからこそ。
この会議の様相こそが、南三陸町の明るい未来の兆しなのかもしれません。
(浅野)

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