小さな無人駅のホームと待合室が草木が生い茂った斜面の上に建っており、ホームの左側に四角い石碑が見える写真

現在、宮城県全域に大雨特別警報が発表されています。

今後の情報に注意してください。

さて、歌津地区伊里前。
旧歌津駅を見上げた先に四角い石碑が見えます。

小さな無人駅のホームと待合室が草木が生い茂った斜面の上に建っており、ホームの左側に四角い石碑が見える写真
舗装された歩道の脇に「鎮魂の森」と書かれた赤い案内板が立てられ、奥には緑の丘と住宅が見える風景が広がっている写真

小さな看板に導かれ、辿り着いたのは『鎮魂の森』でした。

霧がかった海辺の高台に東屋と観音像が並び、周囲に若い木々が植えられた静かな広場の写真

鎮魂の森は先の震災の被害を悼み、伝えていくために作られた場所です。
旧・歌津町長である牧野駿さんが自身の所有地を造成・整備し今年4月に完成しました。

慰霊碑には東日本大震災を含めた過去の大災害についての記録と歌津地区の死者・行方不明者119名の名前が記されています。
『倶會一處(くえいっしょ、碑では旧字体)』とは「大切な人たちと浄土で会える」という意味だそうです。

「倶會一處」の文字とたくさんの名前が刻まれた黒い石碑が、漁港と海を見下ろす高台に建っている写真

穏やかなお顔の『歌津観音』は今年7月に建立されたもの。
かつての景色を想いながら伊里前の地を見守っています。

背の高い木々を背景に、蓮台に立つ優しい表情の観音像を見上げて写した写真

鎮魂の森には切り株のベンチが並び、花の咲く木が植えられていました。
人々が手を合わせる場所・語らう場所として、また もしもの時に身を寄せる場所として、長く守られていくよう願います。

紫陽花の花が咲く斜面の下に黒い石碑があり、周りには緑の森が広がっている自然豊かな場所の写真

(日比谷)

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