赤と青の2色のコンテナを組み合わせて建てられた、屋根付きの平屋の建物が道路沿いに建っており、前面にはスロープ設置されている建物の外観写真

入谷地区鏡石に新しい建物が完成しました。
赤と青のコントラストが眩しい『晴谷驛(ハレバレー)』です。

赤と青の2色のコンテナを組み合わせて建てられた、屋根付きの平屋の建物が道路沿いに建っており、前面にはスロープ設置されている建物の外観写真

建物を運営するのは『びば!!南三陸』(NPO法人申請中)。
代表理事の鈴木清美さんにお話を伺いました。
(以前清美さんをご紹介した記事はこちら)

白いスーツを着用した鈴木さんを正面から写した写真

「南三陸には知恵と技を持って活躍するお年寄りがたくさんいます。
 震災後、シルバー人材センターが解散した後、交流の輪を守るため『いぶし銀倶楽部』という名で有志が集まり、活動が少しずつ広がっていきました。
 2014年、その事務局として起ち上がったのが『びば!!南三陸(NPO法人申請中)』です。
 この度 国際協力NGOピースウィンズ・ジャパンの支援をいただき念願の新拠点を設けることができました。」

地域の人々の“あそびば” “まなびば” “むすびば”となるべく建てられた『晴谷驛(ハレバレー)』。
中に入らせてもらいました。
大きな中庭をコンテナで作られた部屋が囲んでいます。
中央の階段を昇ると、カフェとしても使えそうな広いスペースが設けられていました。

コンテナを組み合わせて中庭型に配置した建物の内部で、中央に白い階段があり、吹き抜けの天井から自然光が差し込む内観の写真
室内の壁に設けられた横長の窓のそばに鈴木清美さんが立っており、窓の外には建物や緑が見え、窓の上には木製の棚が取り付けられている写真

施設は現在『びば!!南三陸』事務所の他『いぶし銀倶楽部』と『子ども広場 にこま~る』が活用しています。
『いぶし銀倶楽部』では1階の部屋を用い、趣味や学びの講座を開いているそうです。

大きな窓から自然光が差し込む明るい室内で、複数のテーブルと椅子が配置され、中央に鈴木さんが立ち、奥のテーブルにも人が座っている室内の写真

「皆さん町民バスや乗り合いの車で来られます。
 毎回の講座はほぼ定員いっぱいになってきていますね。
 今人気があるのが、コンクリートの円盤にモザイク模様を作るエコ平板講座です。
 たくさん作って中庭に敷きつめようと話しています。」

黒いプラスチック製のトレイの中に複数の円形コンクリート製敷石が並べられており、それぞれの敷石には白い小石で花の模様が描かれ、中央には赤・青・緑・オレンジ・茶色などの色付きの石やタイルが配置されているエコ平板の写真

自宅にこもりがちな方も出てくる気にさせたい、と話す清美さん。
今後は陶芸講座や木工教室も企画されているそうです。

こちらは7月1日に開催された開所式の様子。
建物の利用者・支援者等、およそ60名がお祝いに駆けつけました。

コンテナを組み合わせた建物の広々とした中央スペースに多くの関係者の方々が椅子に座って集まっている開所式の様子の写真

『晴谷驛(ハレバレー)』の名前には「入谷地区の新しい駅・プラットホームとなるように」との願いが込められているそうです。
きっとたくさんの人々が行き交い、出会い、繋がる場になるんでしょうね。

コンテナ建築の屋内スペースで数人の高齢女性が料理を囲みながら楽しそうに会話をしており、背景にはカメラを構えて撮影している人も見える写真

お問い合わせ びば!!南三陸

  • 住所:南三陸町入谷字鏡石4-1
  • 電話:0226-25-8080(にっこり晴れ晴れ)
  • ファックス:0226-25-8400(にっこり走れ!!)

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(日比谷)

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