
餅まき・早食い・リサイタル。
4月26日、大賑わいの福興市会場。




そんな中、真っ青な福興市ジャンパーで撮影して回る男性を発見。

ブログ「南三陸町と、『名前負け』するブロガーの日常」管理人のNaiki(ないき)さんでした。

「インタビューですか?ボランティア特集?
いや僕、毎月遊びに来ているだけのおじさんですけど。」
Naikiさんは千葉県出身、大阪府在住。
南三陸町のことは震災時の報道で初めて知ったそうです。
「ニュースをきっかけにネットで検索してみたら、町民の方のブログがいくつかヒットしたんです。
震災前の美しい町の写真がたくさん掲載されていて、数年分を一気読みしました。
皆さんの“自分の町が好きなんだ!”という気持ちが強く伝わってきました。」
そんな町と人に惹かれたというNaikiさん。
その後、被災地支援を続けている方との出会いを経て翌2012年5月に初めて南三陸の地を踏むこととなりました。
「ネットを通して繋がった方々と会い、町の話を聴くことができました。
僕も町を撮るために一眼レフカメラを購入しました。」
Naikiさんは町の風景や出会った人々を撮影、自身のブログで発信を始めます。
これまでの3年弱で来町回数は50回以上。
撮影枚数は1万枚を超えるそうです。

(2013年11月(左端))

(2015年2月(中央))
「何度も来ているうちに親しくしてくださる方も増え、ブログも口コミで知られるようになりました。
町外の読者の方も多いですね。
福興市などで会った方が“ブログ読んだよ”って声をかけてくださるんです。
ブログにもコメント欄はあるんですけど、なぜか直に。」
来町時は町内のご友人宅に泊まり、志津川を中心に撮影して回っているとのこと。
「変化を見落としたくない」ため、基本は徒歩。
八幡川の橋や対岸の眺めなど、かつての町に思いを馳せながらカメラを向けるのだと話します。
「皆さん車で移動することがほとんどだと思いますが、ぜひ町を歩いて、ゆっくり見てみてほしいですね。
日々変わっているんです。」
最近は町内の方に「俺より町に詳しい」と言われているというNaikiさん。
いつかは南三陸に移住するのが夢、と話すとまた福興市の撮影に戻っていかれました。
次回のお越しもお待ちしています。

Naikiさんのブログ
(日比谷)
