白いテントが立ち並ぶ屋外のイベント会場で、大勢集まった人々に向かって、背中に白い模様のある青いジャンパーを着た3人のうちの1人が群衆に向かって餅まきをしている後ろ姿の写真

餅まき・早食い・リサイタル。
4月26日、大賑わいの福興市会場。

白いテントが立ち並ぶ屋外のイベント会場で、大勢集まった人々に向かって、背中に白い模様のある青いジャンパーを着た3人のうちの1人が群衆に向かって餅まきをしている後ろ姿の写真
数名がトラックの荷台の舞台に立ち、餅まきを行い、集まったたくさんの人々が、地面にかがんで拾ったり、手を差し出してつかみ取ろうとしている様子の写真
ステージ上のテーブルの後ろに4人の男女が並んで早食いチャレンジしており、その横で浴衣を着た女性がマイクを持って立っている様子の写真
「ホタテまつり」と書かれたのぼりが立った屋外スペースで、ステージ前のベンチにたくさんの観客が座り、ステージの上の出演者を見ている写真

そんな中、真っ青な福興市ジャンパーで撮影して回る男性を発見。

テントの下に敷かれたブルーシートの上で、4人の浴衣姿の男女が座っているところをカメラで撮影している、白い文字の入った青いジャンパーを着た男性の後ろ姿の写真

ブログ「南三陸町と、『名前負け』するブロガーの日常」管理人のNaiki(ないき)さんでした。

青いジャンバーを着たNaikiさんが笑顔でピンクのソファに座っている写真

「インタビューですか?ボランティア特集?
 いや僕、毎月遊びに来ているだけのおじさんですけど。」

Naikiさんは千葉県出身、大阪府在住。
南三陸町のことは震災時の報道で初めて知ったそうです。

「ニュースをきっかけにネットで検索してみたら、町民の方のブログがいくつかヒットしたんです。
  震災前の美しい町の写真がたくさん掲載されていて、数年分を一気読みしました。
  皆さんの“自分の町が好きなんだ!”という気持ちが強く伝わってきました。」

そんな町と人に惹かれたというNaikiさん。
その後、被災地支援を続けている方との出会いを経て翌2012年5月に初めて南三陸の地を踏むこととなりました。

「ネットを通して繋がった方々と会い、町の話を聴くことができました。
  僕も町を撮るために一眼レフカメラを購入しました。」

Naikiさんは町の風景や出会った人々を撮影、自身のブログで発信を始めます。
これまでの3年弱で来町回数は50回以上。
撮影枚数は1万枚を超えるそうです。

屋外に白いテントが並び、多くの来場者などで混雑したイベント会場で、木製のベンチが置かれたスペースの左端に青いジャンバーを着たNaikiさんが写りこんでいる写真

(2013年11月(左端))

のぼりが立ち並んだ白いテントの前に設置されたオレンジ色のコンテナでつくったベンチ周辺にたくさんの人が集まり、座ったり立ったりしながら挙げていている中央あたりに、青いジャンバーを着てカメラを構えて立っているNaikiさんが写っている写真

(2015年2月(中央))

「何度も来ているうちに親しくしてくださる方も増え、ブログも口コミで知られるようになりました。
 町外の読者の方も多いですね。
 福興市などで会った方が“ブログ読んだよ”って声をかけてくださるんです。
 ブログにもコメント欄はあるんですけど、なぜか直に。」

来町時は町内のご友人宅に泊まり、志津川を中心に撮影して回っているとのこと。
「変化を見落としたくない」ため、基本は徒歩。
八幡川の橋や対岸の眺めなど、かつての町に思いを馳せながらカメラを向けるのだと話します。

「皆さん車で移動することがほとんどだと思いますが、ぜひ町を歩いて、ゆっくり見てみてほしいですね。
 日々変わっているんです。」

最近は町内の方に「俺より町に詳しい」と言われているというNaikiさん。
いつかは南三陸に移住するのが夢、と話すとまた福興市の撮影に戻っていかれました。
次回のお越しもお待ちしています。

屋外でオレンジのコンテナで作ったベンチに座った人々やその周りに集まった多くの人々が拳を挙げており、中央に青いジャンバーを着てカメラを構えて立っているNaikiさんが写っている写真

Naikiさんのブログ

(日比谷)

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