たくさんの高齢者が机に座って前方を見ており、映像が映し出されたスクリーンの横に立った中村先生の方を向いており、右側に『第八回入谷塾』と書かれたホワイトボードがある健康教室の様子の写真

『入谷塾』は入谷地区を舞台に始まった健康教室です。
医師の中村幸夫先生を中心に、入谷婦人会、友美会など地元の方々の協力によって運営されています。
中村先生は、いこいの海あらと嘱託配属医師であり、南三陸診療所レディース外来非常勤医やARHメディカルアドバイザー、町内介護老人福祉施設の施設長も兼任されており、地域医療に深く携わっておいでです。
9月7日に第8回目が開催されました。
今回の会場は、入谷桜沢にある災害公営住宅の集会所で、もともと入谷にお住まいの方、震災後に入谷に引っ越してこられた方等40名ほどが参加しました。

たくさんの高齢者が机に座って前方を見ており、映像が映し出されたスクリーンの横に立った中村先生の方を向いており、右側に『第八回入谷塾』と書かれたホワイトボードがある健康教室の様子の写真
手前に白い壁で木製のデッキと手すり付きの階段がある建物、奥には白い壁で三階建ての建物が建っている写真

今回のテーマは「睡眠について考えよう」です。
みなさんは、不眠症についてご存知ですか?
おもな症状として

  1. 寝つきが悪い。
  2. ぐっすり眠れない。
  3. 夜中に何度も目が覚める。
  4. 朝早く目が覚める。

などがあります。

木造の部屋で多くの人が机に座って前方のスクリーンを見ながら講義を受けている様子を写した写真

でも、悩みがあって眠れない。 ⇒ 悩みが解決したら眠れるようになった。
 ⇔ これは不眠症とは言いません。
中村先生がおっしゃるには、強い睡眠薬を求めたりせず、自分で判断しないでお医者さんの説明をよく聞いてくださいということでした。

飲み物のカップが置かれた長机の席に座った大勢の参加者たちが、笑顔で楽しく講義を受けている写真

適度な運動も必要とのことで、実際みんなでスクワットの運動をやってみました。
「モモのあたりが、ピリピリしませんか?」という先生の問いかけに、「あら、ほんとだ」と、筋力をつける運動にみなさん挑戦してみました。

前方で中村先生が説明をする中、数人の高齢者が椅子から立ち上がりスクワット運動を実践している様子の写真

日中の動く時間が少ない人は、睡眠時間も工夫して眠くないのに布団に入るのはやめて、家族とのだんらんを楽しんだりしましょう。
また、お昼寝は、昼食後に20分から30分くらいを午後3時までにするのが良く、長く寝すぎない、ちょっと横になる程度にするといいと、アドバイスいただきました。
そして、足腰が弱ってだんだん歩けなくなる「ロコモティブシンドローム」や、外出が減り運動も少なくなる「生活不活発病」にならないように、日中は外に出て太陽の光を浴びることが大切ということも教わりました。

木造の部屋で『第八回入谷塾』と書かれた紙が貼られたホワイトボードの前で参加者が並んだ集合写真

友美会代表の齋藤左恵子さんは、「先生は健康であることの大切さを説き、地域のコミュニティも考えてくださっています。そのお心を大切に私達も協力したい」と話していました。
みなさん、適度な運動を心がけ、心地よい睡眠をとりたいですね。

 (西城)

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