赤い文字で「歓迎」、黒と白の文字で「たつがねMTB大会」と書かれており、マウンテンバイクに乗るイラストが描かれている黄緑色の横断幕が、石垣の上に取り付けられている写真

ゴールデンウィークから晴天続き。

田んぼの水は沢から少しずつ汲みあげられているようで、ここ2~3日でやっと満ちてきています。

さて、この日も空の眩しかった5月10日。

南三陸町にある田束山(たつがねさん)で第21回たつがねMTB大会が行われました。

参加者人数約120名。9部門を4レースで駆け巡りました。

赤い文字で「歓迎」、黒と白の文字で「たつがねMTB大会」と書かれており、マウンテンバイクに乗るイラストが描かれている黄緑色の横断幕が、石垣の上に取り付けられている写真
青空の下、ガードレール沿いに何台か車が停まっており、山の斜面一面に咲き誇る鮮やかな赤やピンクのツツジが広がっている風景の写真

(2013年たつがねMTB大会の記事はこちら)

田束山のつつじが満開で朱色に彩るコースをマウンテンバイクライダーたちが気持ちよさそうに走り出しました。

「START」と書かれた横断幕の下、ヘルメットとレーサーウェアを着た大勢のマウンテンバイク選手たちが一斉にスタートを切る瞬間の写真
緑の木々と赤いツツジに囲まれた山道を、マウンテンバイクの選手たちが力強くペダルを漕いで登っているレース中の写真
舗装路から未舗装路に変わる地点に設置された案内板の前で、赤いツツジを背景に一人の選手がマウンテンバイクで走行している写真

駆け巡る中、コース図から見て、けやきコースと最後の上り坂コースは特にきつそうでした。

また家族の応援や仲間の声援が響き渡り「頑張れ!!」の声に「分かったよ」の返事が耳に入ってきました。

ビギナーメンズ1位 榊原喬さん(宮城県仙台市)。

大会のゴール付近と思われる場所で、汗をかきながらも笑顔で達成感をにじませているサングラス姿の榊原喬選手の横顔をアップで撮影した写真
木々と赤いツツジの咲く山道を、ゼッケン115番の男性選手がを真剣な表情で走行しているレース中の写真

大会には何度も出場されていましたが、今回が初めての優勝で嬉しさ溢れる笑顔が見られました。

ビギナーレディース1位 伊藤千重子さん(宮城県仙台市)右側。

赤いツツジの下にマウンテンバイクを置き、ヘルメットを被った二人の選手が両手を挙げて笑顔で達成感を味わっているゴール直後の写真

「コースを走るのは楽しいです。
 こんなに天気が良くつつじも満開の時に走るのは初めてで、とても気持ちよく走ることができました。」

走り切った喜びを2位の加藤さんと息を合わせてバンザイで表現してくれました。

ジュニアメンズ1位 長谷川連さん(山形県山形市)。

「Kawanishi」と書かれたスポーツウエアを着た長谷川連選手が、自分のマウンテンバイクと一緒にカメラの前でポーズをとっている写真
木漏れ日の中、「たつがねMTB」と書かれたのぼりが立つコースを、2人の子どもたちが先頭を競いながら走っている写真

開会式で選手宣誓をした長谷川さん。

ご兄弟でレースに参加されていました。

レース直前には「絶対に優勝したいです。」と気合が入っており、宣言通りに1位になりました。

キッズメンズ1位 沼田素直さん(宮城県仙台市)。

背景に赤いツツジと「たつがねMTB」と書かれたのぼりが立つ山道で、ゼッケン191番をつけた笑顔の沼田素直さんがゴールに向かってマウンテンバイクをこいでいるレース中の写真

今回3度目の挑戦で初めての1位です。

「きつかったぁ!」という言葉に反して充実した笑顔を見せてくれました。

コンクリートの坂道を、多くの選手たちがマウンテンバイクで一列になって駆け上っているレース中の写真
「FINISH」と書かれた横断幕の下、赤いツツジと山々を背景に複数の選手が次々とゴールラインを越えてくる瞬間の、たつがねMTB大会のフィニッシュ地点の写真

どの選手も精一杯走り切って、頑張った汗がにじみ出ていました。

事務局長に今年の傾向をうかがうと、

「参加人数は例年通りで変わりありませんが、女の子の参加者が少なくなっています。
 特に子供たち全体の参加者が前回よりも半分以下になっています。」

とのことでした。

次回は子供さんの参加率が上がるといいですね。

最後に、このたつがねMTB大会は地元歌津の方々の協力もあります。

道路整備をしてくれた警備員は、地元の方の応援でした。

また、地元のお母様方がわかめ汁のサービスを皆さんに提供しておりました。

日よけ帽子とエプロンを着けた女性が、屋外のテントの下でまな板の上の野菜を包丁で細かく刻んでいる、大会の調理準備の写真
複数の女性がテントの下で、それぞれまな板やボウルを使いながら野菜を切ったり混ぜたりしていてしたごしらえをしている、大会の食事提供準備の写真

コース整備や草刈り等、たくさんの協力者があってのこの大会。

感謝の思いで競技を終えることができました。

マウンテンバイク愛用者の歴史、そしてこのレースにかける思いを、また次回も見届けに行きたいと思います。

(菅原)

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