
ゴールデンウィークから晴天続き。
田んぼの水は沢から少しずつ汲みあげられているようで、ここ2~3日でやっと満ちてきています。
さて、この日も空の眩しかった5月10日。
南三陸町にある田束山(たつがねさん)で第21回たつがねMTB大会が行われました。
参加者人数約120名。9部門を4レースで駆け巡りました。


(2013年たつがねMTB大会の記事はこちら)
田束山のつつじが満開で朱色に彩るコースをマウンテンバイクライダーたちが気持ちよさそうに走り出しました。



駆け巡る中、コース図から見て、けやきコースと最後の上り坂コースは特にきつそうでした。
また家族の応援や仲間の声援が響き渡り「頑張れ!!」の声に「分かったよ」の返事が耳に入ってきました。
ビギナーメンズ1位 榊原喬さん(宮城県仙台市)。


大会には何度も出場されていましたが、今回が初めての優勝で嬉しさ溢れる笑顔が見られました。
ビギナーレディース1位 伊藤千重子さん(宮城県仙台市)右側。

「コースを走るのは楽しいです。
こんなに天気が良くつつじも満開の時に走るのは初めてで、とても気持ちよく走ることができました。」
走り切った喜びを2位の加藤さんと息を合わせてバンザイで表現してくれました。
ジュニアメンズ1位 長谷川連さん(山形県山形市)。


開会式で選手宣誓をした長谷川さん。
ご兄弟でレースに参加されていました。
レース直前には「絶対に優勝したいです。」と気合が入っており、宣言通りに1位になりました。
キッズメンズ1位 沼田素直さん(宮城県仙台市)。

今回3度目の挑戦で初めての1位です。
「きつかったぁ!」という言葉に反して充実した笑顔を見せてくれました。


どの選手も精一杯走り切って、頑張った汗がにじみ出ていました。
事務局長に今年の傾向をうかがうと、
「参加人数は例年通りで変わりありませんが、女の子の参加者が少なくなっています。
特に子供たち全体の参加者が前回よりも半分以下になっています。」
とのことでした。
次回は子供さんの参加率が上がるといいですね。
最後に、このたつがねMTB大会は地元歌津の方々の協力もあります。
道路整備をしてくれた警備員は、地元の方の応援でした。
また、地元のお母様方がわかめ汁のサービスを皆さんに提供しておりました。


コース整備や草刈り等、たくさんの協力者があってのこの大会。
感謝の思いで競技を終えることができました。
マウンテンバイク愛用者の歴史、そしてこのレースにかける思いを、また次回も見届けに行きたいと思います。
(菅原)
