鱈が氷詰めにされた発泡スチロールの箱が4つ並んで置かれている様子の写真

夜中降り続いた雪で、朝起きると一面の銀世界でした。
今季初の積雪らしい積雪を記録した1月24日、毎月恒例の福興市が開催されました。
第53回目となる今回は、旬を迎え魚市場を賑わすタラが主役の寒鱈まつり。

鱈が氷詰めにされた発泡スチロールの箱が4つ並んで置かれている様子の写真

この時期のタラは脂がのり、鍋やフライにおすすめです。さらに白子もしっかりと成熟してとても美味しく、こちらはポン酢と合わせたり天ぷらにしたりと、町の食卓を彩ります。
足の早いタラも、産地である南三陸町では刺身で味わうことができます。
南三陸町の魚市場では昼にもセリがおこなわれるため、より新鮮な状態で出荷できることも特徴です。
会場となったベイサイドアリーナもしっかり雪景色。
設営前にはまず雪かきから始めなければいけませんが、今回の福興市には強い味方、志津川中学校野球部のみなさんがお手伝いに来てくれました。

設営前の、一面に雪が積もった、広い会場の写真
白いテントとイベント用の青いのぼり旗が立ち並ぶ会場で、雪で作ったかまくらの前に防寒着を着た子どもたちが集まり、笑顔でポーズをとっている写真

元気いっぱいの中学生たちが集めてくれた雪たちは立派なかまくらとなって、お客さんたちの写真撮影スポットとしても一役買っていました。
子どもたちも楽しそう!

テントや屋台が並んだ会場の手前に作られた、雪の山に黄色い取っ手のスコップが立てかけられていて、そのそばを小さな子どもたちが楽しそうに歩いている様子の写真
青い防寒着を着た男性が、雪で作ったかまくらの中に座り、手に持ったどんぶりから嬉しそうに食べ物を口に運んでいる様子の写真
半袖のシャツの男性が、かまくらの中に寝そべって、両手で顔を支えて笑顔でポーズを取っている写真

実行委員長や町長からは
「福興市にはもってこいの天気。」
「こんなに知った顔ばかりの開会式も珍しい!」
とジョークが飛び交いつつ、南三陸ふっこう青年会長の元気なかけ声「エイエイオー!」とともに開会しました。

マイクの前に立ち、話をしている男性の写真
マイクの前に立ち、右手を高く上げて声を出している様子の写真
雪が降る中、テントや旗が立った会場に集まった来場者たちが、一斉に右手を挙げ、掛け声を上げている様子の写真

これまで経験のないほどのお客さんの少なさに加え、最高気温2℃という極寒の中でしたが、出店者のみなさんの威勢の良さが伝わったのでしょう、午後からは晴れ間も広がり、お客さんも徐々に増えてきました。

冬空の下、「寒鱈まつり」と書かれ、タラのイラストが描かれた水色ののぼり旗が風にはためいている様子の写真
雪の積もった会場の通路脇に黄色いクレープの移動販売車が停まっている写真
食べ物の屋台のテントに防寒着を着た、寒そうな様子の来場者が並んでいる写真
テントの下で男女3人が湯気が上がるお椀を持ってポーズをとっている写真
汁が入ったお椀や購入品が入ったレジ袋が置かれたテーブルの両側に防寒着を着た男女が笑顔で向かい合って座っている写真
木製の臼に入った餅に男性が杵を振り下ろし、女性が合の手を入れようと準備をしてる餅つきの様子の写真

ステージでは餅つきや、ふっこう青年会による鱈をテーマにしたクイズ大会“ウルタラクイズ”、また、昨年南三陸町復興応援大使に任命された寺尾仁志さんをリーダーに有するシンガーグループ、human noteのみなさんのパフォーマンスで盛り上がりを見せます。

お椀を手に持った来場者たちが、雪の残る地面に立てられたテントの下に集まっている様子の写真
ステージの上に10人ほどの男女が上がり、前に出た男性と後ろに並んだ女性の一人がマイクを持って歌っている様子の写真

どんなに過酷な天気でも、どんなにお客さんが少なくても、出店者のみなさんはとても元気です。
元気に着々と復興していく南三陸町の輝きを見せる恒例行事として、ずっと続いていくことでしょう、福興市。
次回の開催は、2月28日志津川湾牡蠣・ワカメまつり福興市です。
輝く南三陸町民に会いに、ぜひいらしてくださいね。
(藤田)

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