
先週7月27日。2ヶ月ぶりとなる福興市「志津川湾夏祭り福興市」が開かれました。


午前中の雨はなんとかあがり、濃霧の中での開催。
延期となってしまった花火大会に代わって子どもたちや女性陣の浴衣姿が会場を華やかにしていました。



そんななか、この日特に盛り上がりを見せたのはまずもって主催「トコヤッサイコンテスト」です。
「トコヤッサイ」とはこの地域で親しまれてきた踊りのこと。
町の伝統芸能である「戸倉浜甚句」をもとにテンポよく、勢いよく踊れるようアレンジしたものなんだそうです。
コンテストは震災後初の開催です。
「トコヤッサイヤッサイヤッサイ!」の歌詞と共に法被姿の出場者たちが会場へ乱入しました。



キレのある動きを見せる出場者たち。
よほど楽しいのか、踊りながら笑いだしてしまう方もいます。
その様子と懐かしい曲に釣られ、観客も次々と踊りの輪に加わっていきます。
始めは20人ほどだった踊り手が3曲目が流れる頃には数倍に増えていました。

悪天候をものともせず白熱した「志津川湾夏祭り福興市」。
町に少しずつ、賑わいが戻ってきています。






(日比谷)
