近代的なガラス張りの建物の前に屋台やのぼり旗が立ち、来場者が中に入っていく様子が見える写真

大型で非常に強い台風19号。
連休明けには東日本へ接近するとの予報が出ています。
三陸沿岸の道路も土地も、いまだ整備半ばです。
お越しの方は冠水や土砂災害等にくれぐれもご注意ください。

さて、先日10月4日。
ベイサイドアリーナにて開かれた『南三陸町 福祉まつり2014』にお邪魔して参りました。

近代的なガラス張りの建物の前に屋台やのぼり旗が立ち、来場者が中に入っていく様子が見える写真
大人たちが見守っているなか、屋内でペットボトルを的にした輪投げに男の子が挑戦している写真
「まちの保健室」と書かれたピンクののぼり旗の傍で、エプロン姿のスタッフが椅子に座る高齢者の健康相談を行っている写真
ステージ上で着物を着た女性を中央に、茶色のシャツを着た女性たちが手を挙げて体操をしており、観客席の人たちも一緒に同じ動きをしている写真

以前より町内では毎年、福祉団体共催のお祭りが開かれていました。
介護施設や福祉作業所・支援団体などが参加し季節の恒例行事として楽しまれていたそうです。

震災の翌年からは『福祉まつり』という名で開催され、今回はその3回目。
各団体、出展ブースやパネル展示を通してこの1年を報告し合います。

「おもちゃ図書館」と書かれたのぼり旗のスペースで、子どもたちが床に敷かれたプラレールを見たり、おもちゃで楽しそうに遊んでいる写真
廊下の壁にNPOや団体の活動内容を紹介する写真や資料が多数掲示され、それを来場者が熱心に見ている写真

ステージには福祉のベテランや高校生、若いお母さんが上り『みんな生き活き輝くために』を議題に意見を交わしました。
こうしたパネルディスカッションは今回初めての試みなのだそうです。

「南三陸町福祉まつり」の横断幕が掲げられたステージで、進行役の男性と、4人の登壇者が座ってパネルディスカッションをしている写真

「出展数も賑わいも、この3年間で一番多いですね。
 震災直後から長く支援し続けてくださる方々のおかげです。
 また、地元の団体同士が自ら盛り上げようとする力も強まっているようです。」
 (実行委員会事務局 須藤美代子さん)

「テーマ:みんな生き活き!円結び」と書かれた横断幕が掲げられたステージで、オレンジ色のとんがり帽子を被った女性を中央に、色とりどりの服を着た参加者たちが笑顔で踊っている写真
会場内のブースの前で、手に黄色や青色のポンポンを持った女性たちが元気に応援している写真

目指すのは、障がいや年齢に関わらず誰もが助け合うことのできる暮らし。
町が新たな歩みを始めてから3年半。
福祉の現場が上げ続けた声が、いま地域へ浸透しつつあります。

ステージではお揃いの白いシャツを着た人たちが並び、風船や商品が並ぶブースのある広い会場に多くの来場者が集まっている写真

(日比谷)

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