会場のロビーで、中学生と大人たちが文化祭の準備をしており、鹿子躍の鹿の角飾りが入った大きな袋のそばで伝統衣装の着替えや荷物の整理をしている様子を写した写真

紅葉が鮮やかになってきました。季節の移ろいを感じます。

11月2日(土曜日)。ベイサイドアリーナのロビーに行山流水戸辺鹿子躍(ぎょうざんりゅうみとべししおどり)の装束を纏った子どもたちが集まっていました。

赤い花柄の袖が特徴的な華やかな伝統衣装を着た中学生の女子二人が、笑顔でピースサインをして写っている写真

この日は南三陸町立戸倉中学校の文化祭「戸中祭 STAR~守りたいものがある」開催の日。伝統舞踊や研究発表、弁論等、生徒43名がこれまでの学習の成果を披露しました。

太鼓を腰に付けた踊り手たちが、本物の鹿角を模した頭飾りと白い長い竹飾り(ササラ)を背負い、黒を基調とした衣装に五色の布をなびかせながら舞台の上で円を描くように踊っている、行山流水戸辺鹿子躍の写真
制服姿の生徒3人が舞台に立ち、大型スクリーンに「戸倉」と書かれた地図を映しながら、地域についての発表をしている様子を写した写真
獅子舞が舞台中央で力強く舞い、後方では青い法被を着た和太鼓担当の生徒たちが並んでいる様子を写した写真
ステージ上でユニークな仮装をした数人の大人たちが、観客に向かって小さな包みを楽しそうに投げており、観客席の人々が手を伸ばして受け取ろうとしている様子を写した写真

村立だった頃から数えて67年の歴史を持つ戸倉中学校。伝承と自然学習を重視し、長きに渡って地区の人材を育てあげた同校は戸倉の強い絆の源でもあります。

校舎が津波による被害を受けてからは登米市や町内の他校舎内で授業を続けてきた同校。2014年度からは志津川中学校との併合が決まっており、「戸中祭」の開催も今回で最後となります。

制服を着た中学生の合唱団がステージ上に整列し、指揮者の指導のもと合唱を披露しており、左側ではピアノ伴奏をしている生徒の姿も見える写真

全ての発表を終えた在校生たち、43名。「名前が変わっても戸倉中学校の伝統を守り、戸中の良さをしっかり残していけるよう頑張りたいと思います。」その誓いに、観客席の父兄や卒業生から大きな拍手が贈られました。

ホールの観客席で多くの観客が立ち上がり、拍手をしながら舞台上の発表に応えている様子を写した写真
ステージ中央で獅子舞の装束を着た人物が「戸中 今までありがとう」と書かれた横断幕を掲げており、後方では法被姿の生徒たちが太鼓を演奏している様子を写した写真

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