色鮮やかで華やかな衣装に身を包み、長い白い羽根飾りのついた大きな頭飾りをかぶった子どもたちが、太鼓を持って舞台の上で「行山流水戸辺鹿子躍(ぎょうざんりゅうみとべししおどり)」を披露している郷土芸能発表会の写真

町内各所には幾つもの演舞が存在します。神に奉納するもの、お祝いの席で披露するものなどいずれも地域に古くから伝承されてきたものです。毎年冬に開かれている「子どもたちの郷土芸能発表会」。昨年は震災の影響で地域が道具や衣装が流され、発表会は休止となりました。
そして今年、まだまだ不十分ななかで迎えた第9回の模様をお伝えします。

色鮮やかで華やかな衣装に身を包み、長い白い羽根飾りのついた大きな頭飾りをかぶった子どもたちが、太鼓を持って舞台の上で「行山流水戸辺鹿子躍(ぎょうざんりゅうみとべししおどり)」を披露している郷土芸能発表会の写真

行山流水戸辺鹿子躍(ぎょうざんりゅうみとべししおどり)

人口1万5千人の町にこのような多彩な文化があること。

地元の方には日常の光景かもしれませんが東京から来た私の目には情緒溢れる神秘的なものに映ります。子どもたちに伝承芸能を通して自分の町に自信と誇りを持ってほしい、そしてまた次の世代へ伝えてほしい、運営の方からはそういったお話を伺いました。

体操着で出演している団体もあったとおり、楽器や衣装、練習場所などの多くが今も足りておらず、町内に15はあるという伝承団体のうち全国からの支援によって今回参加することができたのは6団体です。
「このままでは子どもたちが伝統を知る機会が失われてしまう」と町の大人は危惧しているのですが…皆で集まって練習することも困難な環境の中、子どもたちは揃って人々への感謝の言葉を口にし、大人たちの心配を跳ね飛ばすような演舞を見せてくれました。

色鮮やかな伝統衣装を身にまとった演者たちが、白い房飾りを持つ人物や緑色で白い模様の衣装をまとった獅子役の踊り手を中心に、太鼓や笛の演奏とともに舞台上でにぎやかに披露している入谷打囃子(いりやうちばやし)の郷土芸能発表の写真

入谷打囃子(いりやうちばやし)

青と白の市松模様の揃いの法被を身にまとった子どもたちがの舞台上で手ぬぐいのような道具を手にして踊りを披露している戸倉浜甚句(とぐらはまじんく)の郷土芸能発表の写真。

戸倉浜甚句(とぐらはまじんく)

白いシャツと青い短パン姿の子どもたちが笛や太鼓を演奏し、獅子舞を披露している長清水鳥囃子(ながしずとりばやし)の郷土芸能発表の写真。

長清水鳥囃子(ながしずとりばやし)

黒を基調に白と青のアクセントが入った衣装を着た子どもたちが舞台上で息の合った踊りを披露している戸倉小心輪海(とぐらしょう しんわかい)の郷土芸能発表の写真

戸倉小心輪海(とぐらしょう しんわかい)

舞台上で、揃いの衣装を着た演者たちが大小さまざまな和太鼓を使って力強く演奏し、手前には観客の姿も見える大森創作太鼓旭ヶ浦(あさひがうら)の郷土芸能発表の写真

大森創作太鼓旭ヶ浦(あさひがうら)

獅子の大きく開いた口が「子どもたち頑張っています」と書かれた紙を咥えて掲げ、背景には存在感のある大太鼓が設置されている舞台上で、白いシャツと青い短パン姿の子どもたちが郷土芸能の発表を行っている写真

これは応援せずにはいられませんね

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