緑や赤のコーンが置かれた工事現場に黄色い大型の重機がある写真

2月16日、戸倉波伝谷地区の漁港沿いです。
漁港のそばには、「宮城県志津川自然の家」のカッター艇庫があります。

緑や赤のコーンが置かれた工事現場に黄色い大型の重機がある写真

ここは震災前、南三陸町の施設「南三陸町自然環境活用センター」(ブログの過去記事)があった付近。
地域の自然に触れて学べる場として多くの人たちに活用されていた施設でしたが震災による津波で全壊しました。

白い屋根のテントの周りを囲んで紅白幕が取り付けられ、その前に「安全祈願祭式場」の看板が設置された会場の外観写真
テントの中に置かれた祭壇の前で神事が行われており、椅子に座った出席者たちが頭を下げている様子の写真

けれども、同じ場所に環境省の事業「南三陸・海のビジターセンター」が建設されるということです。
同省では三陸復興国立公園のプロジェクトの一環で、南三陸町の他に石巻市にも『自然環境や地域の暮らしを学ぶ活動の拠点』としてビジターセンターを設置するということです。
この日は、工事の安全祈願祭が行われました。

坂川所長がテントの中に設置された神棚の前で、緑色の敷物の上に盛られた土に鍬を入れている写真

地鎮の儀で鍬入れをしているのは東北地方環境事務所の坂川所長です。

出席者が見守る中、玉串奉奠をしている佐藤南三陸町長の後ろ姿の写真

玉串奉奠の佐藤南三陸町長。
工事の安全を願って!緊張感で身が引き締まる後姿です。

間隔をあけて2つの朱色の鳥居が並ぶ斜面の階段の先に、木々に囲まれた茶色の壁の戸倉神社が立っている写真

付近には戸倉神社もあります。朱色の鳥居が鮮やかでした。

なだらかな斜面の手前に車が走る道路が通っている様子を手前の空き地越しに撮影した写真

新しい道路の建設も行われ、整備が進んでいる様子が見てとれます。
宮司の祝詞の中に、『震災を伝える場として、地域の人たちの集いの場として』という言葉がありました。
いろいろな人が訪れて、長く愛される施設になることを願います!!
(西城)

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