白い装束を着た神主さんが屋外の祭壇で安全祈願祭を執り行い、スーツ姿の関係者たちが深く拝礼している写真

南三陸町バイオマス産業都市構想実現への第一歩となるバイオガス事業。
先日3月25日、その施設の建設工事安全祈願祭が執り行なわれ施主であるアミタ株式会社ほか工事関係者が参加しました。

白い装束を着た神主さんが屋外の祭壇で安全祈願祭を執り行い、スーツ姿の関係者たちが深く拝礼している写真
白い装束を着た神主さんが見守る中、スーツ姿の男性が鍬入れの儀で砂を掘っている様子の写真

建設地は志津川地区 保呂毛(ほろけ)の旧・浄化センター敷地内です。
施設の本格稼働は今秋を予定。
ここで生ごみやし尿汚泥等をメタン菌という微生物の力で発酵させ、計画で年間約21.9万キロワットアワーの電気と4,500トンの液肥を生産します。

奥に建物が見え、その前の平地で安全祈願祭が行われている写真

つまり液肥は、生ごみが“捨てられることなく”生まれ変わった姿。
その液肥を町内の農場・家庭菜園で利用し、そしてまた新たに作物を育てることで資源が町を巡るのです。

関係者3名が畑に液肥をまいている様子を写した写真

町は現在、バイオガス事業についての周知を呼び掛けています。
液肥の元となる生ごみの分別については2014年秋に各行政区で説明会が行われました。

和室の部屋にたくさんの人が参加し前方の男性の説明を聞いている写真
液肥を利用してみませんかと書かれたパンフレットの表紙

また今年、町広報紙4月号に折り込み予定のパンフレットでは液肥の成分や利用法、バイオマス産業都市構想を解説。
液肥の利用希望者も募っています。

新施設の名称は『アミタ株式会社 南三陸BIO(ビオ)』に決まったそうです。
来年の今頃には各地で町内産液肥の利用が始まることでしょう。

バイオマス産業都市構想のキャッチコピーは“森里海街の豊かさが循環するまち”。
バイオガス事業が始動することで“森里海街”のうち“里”と“街”が繋がります。
“はじめの一歩”ですが、“大きな一歩”ですね。

南三陸町 バイオマス産業都市構想のパンフレットの写真

お問い合わせ 南三陸町産業振興課 0226-46-1378

(日比谷)

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