舞台上に「戸倉中学校閉校式」と書かれた横断幕と日の丸、南三陸町の町章が掲げられ、スーツ姿の関係者が整列する中で、壇上では感謝状のようなものが授与されている厳かな式典の様子を写した戸倉中学校閉校式の写真

先週末、3月15日に行われた南三陸町立戸倉中学校 閉校式の模様をお伝えします。

舞台上に「戸倉中学校閉校式」と書かれた横断幕と日の丸、南三陸町の町章が掲げられ、スーツ姿の関係者が整列する中で、壇上では感謝状のようなものが授与されている厳かな式典の様子を写した戸倉中学校閉校式の写真
天井に設置されたシャンデリアが輝く大きなホールで、大勢の先生方や全校生徒が着席し拍手をしている様子の写真

昭和22年4月に開校した戸倉中学校(当時は戸倉村立戸倉中学校)。
学問やスポーツはもとより伝統芸能の継承、海や山の学習。
地域と繋がり支えられながらその歴史を紡いできました。

(2013年 特別授業の様子 文化祭の様子)

3年前、津波による被害を受けてからは
他校の校舎を間借りする形で授業を続けてきた同校ですが平成26年度からは町立志津川中学校と併合が決定。
今年度末をもってその幕を閉じることとなりました。

手前から雨雲が現れた空の下、白いガードレールに沿って海沿いを走る道路が、青空と遠くの山々に向かって続く風景の写真

良く晴れたこの日。懐かしい学び舎に卒業したばかりの3年生を含む在校生43名と教職員、そしてかつての在校生たちが集いました。

戸田中学校の校舎前で、スーツ姿の卒業生や制服姿の在校生が校舎に向かって歩いているなか、中央に立つ男性が右手でマイクを持ち話をしている様子の写真
駐車場に多くの車が停まり、えんじ色の屋根でベージュ色の外壁の校舎に向かって生徒や保護者が歩いている様子の写真

「今日が戸倉っ子の新しい一歩です。
 皆でこの愛する戸倉を守っていきましょう!」

大きな窓と瓦屋根の校舎のバルコニーから、色とりどりの風船が空に放たれている様子の写真
紅葉に彩られた木々に囲まれた校舎の前で、色とりどりの風船が空に放たれている様子を大勢の卒業生や在校生が見上げている写真

「うちは親子でお世話になったからねえ。」
「うちはじいちゃんの代からだよう。」

67年間で総勢4,445名を育て上げた戸倉中学校。
誇り高き戸倉っ子たちの原点は、いつまでもここにあります。

大勢の卒業生や在校生が集まる校舎の前に、「絆よ永遠に」と刻まれた石碑と黒い石碑が並んでいる様子の写真

(日比谷)

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