室内のイベント会場で人々がテーブルを囲み、壁に貼られた展示パネルを見たり話したりしている様子の写真

先日3月21・22日、南三陸ポータルセンターテントにて『志津川湾展―南三陸の生きものたち―』が開催されました。

室内のイベント会場で人々がテーブルを囲み、壁に貼られた展示パネルを見たり話したりしている様子の写真

場内に展示された100点超の標本たち。
地域環境やテーマ別に並んだ町の海洋生物・獣類・鳥類。
中には世界でも発見例の少ない、貴重な生物の標本もあります。

瓶に保存された魚の標本が並び、背景に魚の名前や説明のポスターが貼られている様子の写真
展示会の一部でテーブルに標本や瓶詰めの動物が並び、背景に鳥類の説明パネルが掲示されている様子の写真
液体に浸されたヒトデの標本が瓶に入れられ、背景にその名前と日本語の説明文が掲示されている様子の写真
数人の人々が「伊里前川・八幡川」や「田束山・馬島」といったタイトルの展示パネルを見ている様子を写した写真

また東北大学 『みちのく博物楽団』による化石の展示や町立志津川小学校5年生による研究『南三陸町の海を見つめ直そう』の展示発表、『里山資本主義』著者の藻谷浩介さんの特別講演なども同時開催され町内外から環境に関心を持つ人々を集めました。

展示会場のような場所で人がパーティションに貼られたポスターや資料を見ている様子を写した写真
岩石や化石が並べられたテーブルに説明カードが添えられている展示の様子の写真
木造の建物内で多くの人々が椅子に座り、前方のスクリーンと講師に注目している様子が写され、「地域自然観察会のすすめ 丹沢大山」と書かれた横断幕が掲げられている写真
スーツ姿の藻谷浩介さんがマイクを持ってプレゼンテーションをしており、背景にスライドが映し出されたスクリーンが見える様子を写した写真

今回の志津川湾展で、展示の軸となったのが『南三陸ネイチャーセンター準備室』による発表です。
自然環境活用センターの被災後、その活動を継いで町の自然の記録を続けています。

『準備室』スタッフの黒田和真さんとお会いしました。
ご盛況ですね!

展示会のブースで男性が瓶入りの標本を指し、背景に日本語の説明パネルがある様子を写した写真

「ありがとうございます。
 これまでの収集と他の研究機関の協力もあり標本数は350種・700点を超えました。
 今後も皆さんに標本をお見せできる機会を作り自然や科学をもっと身近に感じてもらいたいと思っています。」

展示会で3人の人物が「立山連峰」に関する地形模型と説明パネルを見ている様子を写した写真

「南三陸は分水嶺で囲まれた土地の中に海も山も持つ、コンパクトな町です。
 長期に渡って観察することで町の生活や工事が自然界に与える影響も知ることができるはずです。
 ネイチャーセンター準備室は今後も生物相調査を継続します。」

ヒョウ柄のシャツを着て黄色いズボンを履いた女の子が展示物をのぞき込み、その隣に白い帽子をかぶった大人がしゃがんで同じ展示物を見ている屋内の展示スペースの写真

また、自然環境活用センターの再建を応援する『南三陸ネイチャーセンター友の会』は
入会者募集中とのこと。
『友の会』では新施設の構想・運営を検討する会議を定期的に開催しているそうです。
再建が待ちきれない!という方はぜひ。

  • 南三陸ネイチャーセンター準備室
  • 南三陸ネイチャーセンター友の会

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〒986-0725 宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田101番地
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