広々とした草原の奥に木々に囲まれた茅葺き屋根の古民家や建物が建ち、のどかな山里の風景が広がっている、ひころの里の全景写真

ゴールデンウイークを過ぎても町はイベント続き。
明日からの3日間も入谷地区 ひころの里にて音楽ライブやワークショップ、数々のブースの集まる『心の音楽祭』が開催されます。

広々とした草原の奥に木々に囲まれた茅葺き屋根の古民家や建物が建ち、のどかな山里の風景が広がっている、ひころの里の全景写真

ひころの里といえば民話や松笠屋敷など「和」のイメージ。
ですが、『心の音楽祭』出演者リストにはテクノやレゲエ音楽のアーティストの名前が並びます。
これはいったいどんな趣向なんでしょうか。

4月某日、お邪魔したのは石巻の一軒家。
茶の間にて『心の音楽祭』運営の皆さんがミーティング中でした。

パソコンやお茶が置かれた和室のこたつを囲んで十人以上の人たちが座り、話し合いや作業をしている様子が写っている写真

お話を伺ったのは代表の打越文彦さん(下写真左)です。
(右は前代表の内海たえ子さん)

和室の一角で笑顔で座っている代表の打越さんと前代表の内海さんをアップで撮影した写真

「『心の音楽祭』は今回で3回目です。
 過去2回は石巻市内で開催し、地域とアート、石巻に目を向ける人々とのつながりを深めてきました。
 ボランティアの輪から生まれた活動は徐々に地域を巻き込み、今では地元出身者・Uターン者・移住者、様々な人材が特技と意欲を持ち込んでいます。」

狭い和室の部屋に設置されたコタツの周りに多くの人たちが集まり、パソコンや資料を見ながら真剣に話し合いをしている様子の写真

「アーティスト・出展者・運営など参加者全員が個人の意思で携わり、各々の良心で動いています。たとえば自分たちが根付き、未来の種を落とすことでそこを触れあいや会話の溢れる森にしたい。
 そして南三陸にも多くの人を迎えられる交流の場が増えてほしい、そう思っています。」

海外を放浪した経験を持つ打越さんは日本の文化には世界を救う力がある、と力説します。
「震災直後の助け合いからも見られるように、日本には慈しみ・譲る意識の文化があります。
 ひころの里にはそんな文化がたくさん詰まっているんです。」

この日のミーティングでお会いしたのはいずれも若い方ばかり。
設営・物販・装飾など、それぞれの得意分野に自負を持って参加されている姿が印象的でした。

数人の若い女性たちがカバーがかけられたソファの上に並んで座り、一人は資料を見ながら、他の人は静かに話を聞いているミーティング中の写真

『ひころの里』は『光の里』。
若い光が輝く『心の音楽祭』は明日から開催です。

古風な絵柄の背景に、中央に赤い背景で「集楽一揆」と書かれ、開催日や会場、入場無料の案内が書かれている、心の音楽祭2014の告知ポスター

2014 心の音楽祭―集楽一揆―

  • 日時:5月9日(金曜日)~5月11日(日曜日)
  • 場所:南三陸町入谷 ひころの里
  • 入場料:無料
    http://kokoroongakusai.wix.com/syurakuikki
  • facebook
    https://www.facebook.com/kokoro.ongakusai

(日比谷)

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