地域住民や関係者が一つの部屋に集まり、テーブルを囲んでお茶を飲みながら語り合っている懇談会の様子の写真

11月16日、志津川中学校仮設住宅 集会所にて、第3回“くらしの懇談会”が開催されました。

くらしの懇談会とは、災害公営住宅を希望されている方や近隣の方々と役場が一緒になって、
新しい住まいについて夢を語り合いながら、屋外空間や集会所のつくり方・使い方について、楽しくアイデアを出し合う場です。
「この辺はお茶っこ文化ですので、まずお茶っこ飲んでがら~」
ということで、まずはお茶で乾杯。

地域住民や関係者が一つの部屋に集まり、テーブルを囲んでお茶を飲みながら語り合っている懇談会の様子の写真

お茶は、椿のお茶。
椿の葉と緑茶を混ぜて発酵させたものだそうです。

お茶のお供は…

机の上に、漬け物や菓子類が並べられ、参加者が資料を見ながら話し合っている様子の写真

漬け物、お菓子、たらすもづ(たらしもち)。

この日のたらすもづはゴマ入り。モチモチの食感でおいしいんですよ
お茶っこを楽しみながら、スタッフさんや参加者のみなさんで、自己紹介がスタート。
過去に2回、この会が開催された入谷と名足の集会所模型を紹介し、仮の志津川団地模型を使い志津川の団地についての説明がされます。

前に立つ男性が関係者の方とまちづくりの図面を参加者に見えるように掲げて見せ、参加者に向けて地域計画の説明を行っている様子の写真

入谷や名足とは異なり、志津川団地は災害公営住宅だけでなく、防災集団移転住宅も混ざって1つのまちをつくるのが特徴。

いよいよ話し合いのスタートです。

参加者が真剣な表情で話を聞きながら、テーブルを囲んでまちづくりの話し合いに参加している様子の写真

この日のテーマは、団地や集会所で地域の方々と何をしたいか?ということと、共同の庭(菜園ゾーン)や広場で何をしたいか?という2つ。
テーブルごとに3つのグループに分かれ、みんなで意見を出し合います。
「歌っことか、趣味に使いたいね」
「ボランティアさんとか家族が来た時、泊まれるといいんだけどなぁ」
「やっぱり畑が近くにあるといい。遠くては行く気も無くなっからねぇ」
「グラウンドゴルフすっから、グラウンド300坪だな!」
みなさん和気あいあいと、色んな意見が出ます。

複数のテーブルが並べられ、グループに分かれて話し合いが行われ、地域住民やスタッフが和やかに意見交換している様子の写真

「個人の家に集まるのはむずかしいから、集会所でお茶っこできたらいいなぁ」

「自由に使えんのもいいんだけど、やっぱり後片付けとか火の元とか管理があっからねぇ」
「出入り自由にしたら、収拾つかないんでない?」

参加者たちが資料を手にまちづくりのアイデアを出し合っている活発な話し合いの様子の写真

また、震災の経験から、このような意見も。

「住まいは高台になるけど、海の近くやお世話になった他の地域で、何かあった時にも、避難所としても使えるように広さはあった方がいい。
災害備蓄などをしまうスペースも必要だ。」
嵩上げをする、高台に住むと言ってもやはり、いざという時の不安はあるものです。
最後にグループで話し合ったことを発表し、この日のくらしの懇談会は終了。

壁に貼られた地図や資料をもとに、前に立つ話し手が説明を行い、それを囲む参加者たちが真剣に聞き入っているお茶っこ会の様子の写真

具体的な設備についての意見もたくさん出て、とても活発な話し合いとなりました。

次回の第4回くらしの懇談会は、12月7日(土曜日)に南方仮設住宅 第1期集会所にて開催予定です。

  • くらしの懇談会参加者募集のおしらせ
    http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/6,3958,24,139,html
  • くらしの懇談会便り第1号
    http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/6,4081,24,139,html
  • くらしの懇談会便り第2号
    http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/6,4177,24,139,html
(高橋)

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