会場の出入口ドアの隣に、太陽の光で海辺の空が赤く染まる風景の大きなポスターが貼られていて、ポスターには「うたごころ 2012」と書かれている屋内の一角の写真

今日は曇り空の南三陸。
濃霧注意報が出ています。

3月23日 気仙沼市民会館にて催されたドキュメンタリー映画「うたごころ」《2012年版》上映会。
その模様をお伝えします。

会場の出入口ドアの隣に、太陽の光で海辺の空が赤く染まる風景の大きなポスターが貼られていて、ポスターには「うたごころ 2012」と書かれている屋内の一角の写真

「うたごころ」とは震災発生後、南三陸町で暮らす少女を追いかけたシリーズ映画。

高校の合唱部の活動に打ち込む少女やその周りの人々を映した《2011年版》はすでに全国40箇所以上で上映されているそうです。

今回上映の「うたごころ」《2012年版》はその第二作。
受験生となった彼女が変わってしまった町の現実と向き合いながら自らの進む道を定めていきます。

この日の上映会には宮城・岩手等から300名以上の観覧者が来場。
笑顔で両親を支える主人公の姿、また南三陸や気仙沼の風景に何人もの観客が涙していました。

上映後に行われた合唱グループ「human note」のライブには映画の主人公である少女も参加し「翼をください」を披露しました。

客席から彼女に「もう一回歌って!」との声が上がり続けて「ふるさと」が歌われるという一幕も。

海の上に太陽があり、空が赤く染まる風景が映し出されている映像がステージのスクリーンに映し出され、その前に赤い服を着た複数の人々と制服を着た女子学生が横一列に並んで立ち、スタンドマイクに向かって歌っている写真

「震災被害の風化は被災地の中でも進んでいます。
伝えていくことは、心の復興につながります。
被災体験のある私たちだからこそできることがある。
その活動は自分の使命だと思っています。」

舞台上でそう語った彼女はスクリーンで見た2年前の姿より大きく見えました。

「うたごころ《2011年版》」「うたごころ《2012年版》」は今後も日本各地での上映が予定されているそうです。

「うたごころ」公式サイト

多くの来場者が行きかっているロビーの様子を写した写真

(日比谷)

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