ラムサール条約登録へ向けた事前説明会は、終了しました。

たくさんのご参加、ありがとうございました。

10月26日より地区ごとに実施しました事前説明会について、一部ご紹介します。

部屋に長い机が並べられ、その前に座布団が敷かれて参加者たちが座り前方に立つ講師の話を聞いている様子を後方から写した写真

【10月26日寄木・韮の浜集会所において。皆さんから積極的に質問もいただきました】

よくあるご質問

質問1 ラムサール条約に登録して何かメリットはあるのですか?

回答1 はい、多くのメリットがあります。

 たとえば、国際的な重要な湿地と認められ、国内外の関心を集めます。地域から自然と文化を世界に発信でき、郷土の誇りにつながります。

 また、地域資源が、ラムサール条約の自然環境に支えられた特産物として発信することも可能になりますし、環境保全と賢明な利用を図るため、国際基準の保護管理計画を立てることができるため、将来にわたって保全が可能となります。磯焼け対策にも寄与します。

質問2 磯焼けとは、どのようなものですか?また、なぜ起きるのですか?

回答2 海藻の群落(藻場)が著しく衰退または消失した状態が、季節や年ごとの変化の幅を越えて持続する現象をいいます。

 水温の上昇や栄養分の不足、海中の透明度低下やウニなどの海藻を食べる動物の大量発生など原因が考えられ、それらが単独あるいは重複することで起こると考えられています。

質問3 漁業活動はこれまでどおり行えるのですか?

回答3 漁業活動が規制されることはありません。これまでどおり行えます。

質問4 取得を目指すのはいつですか?

回答4 平成30年(2018年)の締約国会議での取得を目指します。

 そのためには、平成28年度(2016年度)中に南三陸町として発表する必要があります。

質問5 ラムサール条約に登録すれば、保全のための予算が国などからもらえるのですか。

回答5 自動的に予算が割り当てられるということはありません。

 しかし、保全を町が進めていくために必要な補助メニューの活用については、今後検討していくことになります。

質問6 ラムサール条約に登録されている地域で、具体的なメリットを教えてください。

回答6 蕪栗沼ではマガンの保護をしていますが、田んぼの水を抜かず、冬水田んぼで作った米、日本酒として販売しています。

 また兵庫県豊岡市では、コウノトリを保護していますが、コウノトリが踏んだ米(コウノトリ米)として販売しています。

 一般的な米の1.5培の値段で売買されているようです。

参考ページのご紹介

ラムサール条約について、条文や報道資料などは環境省のホームページから確認できます。

ラムサール条約と条約湿地(環境省ホームページ)は下記リンクをご覧ください

この記事に関するお問い合わせ先

自然環境活用センター
〒986-0725 宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田101番地
電話:0226-25-9103
ファックス:0226-25-9703
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