3月11日は「みやぎ鎮魂の日」です。東日本大震災で亡くなられた方々のことを思い,祈りを捧げる日です。しかし,震災は子供たちが生まれる前の出来事です。そこで本日,震災を経験した住民の一人で,毎年1年生がりんご栽培でお世話になっている阿部さんを迎え,震災当時の様子や入谷地区で行われた支援の様子等を,子供たちに話していただきました。子供たちは真剣に,時にはうなずきながら聞いていました。中には,涙する子も…。阿部さんからは,「不安しかない震災直後,知っている人が近くにいるだけで,いかに心強かったかということ」「災害後には炊き出しを行い,助け合うことが当たりと考える風習が入谷地区にはあったこと」など,自分の体験や経験を交えながら教えていただきました。私たちはこれから何をしなければならないのでしょうか。震災当時のことに思いを馳せながら考える貴重な機会になりました。阿部さん,ありがとうございました。

教室の黒板の前で、阿部さんが椅子に座ってマイクで話し、それを床に座った児童たちが聞いている様子の写真
児童たちが同じ方向を向いて床に座り、熱心に話に耳を傾けている様子の写真

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