よくかんで食べよう

 毎年、6月4日から6月10日は、「歯と口の健康週間」です。
 普段かむことを意識して食事をされていますか?
 実はよくかんで食べることは、食べ物の消化だけではなく、生活習慣病予防、食事や会話を楽しむ等、心と身体両方の健康にかかわりがあります。
 よくかんで食べるとむし歯予防や食べすぎ防止、肥満の予防につながります。また、やわらかい食品しかかめないと、栄養素の摂取に偏りが生じフレイルになったり、口腔機能が低下し誤嚥性肺炎を引き起こしたりする可能性があります。
 何歳になっても健康に楽しく食事をするために、よくかんで食べることについて考えてみませんか?

よくかむ食品ランキング展示中!

 6月2日から6月13日の間、「歯と口の健康週間」に合わせてマチドマで「よくかんで食べること」をテーマにした掲示物を展示中です。
 よくかむ回数が多い食品のランキングのあみだくじをつくりました。南三陸町でとれる食品を入れています!
 役場にお越しの際はぜひ立ち止まってみてください!
 

よくかんで食べることによる効果「ひみこのはがいーぜ」

「ひみこのはがいーぜ」は、よくかんで食べることの効果の頭文字をとって並べたものになります。
卑弥呼が生きていた弥生時代は、1回の食事で4,000回かんでいたといわれ、現代の約6倍に当たります。

  • 「ひ」 肥満予防…よくかむことで満足感が得られやすく、食べすぎの防止につながります。
  • 「み」 味覚の発達…よくかむと、じっくり味わうことができ、味覚が発達します。
  • 「こ」 言葉の発音がはっきり…よくかむと、口周りの筋肉が発達し、発音がはっきりします。
  • 「の」 脳の発達…よくかむことで、脳の働きが活発になり、老化防止につながります。
  • 「は」 歯の病気の予防…よくかむと、唾液が出て虫歯や歯周病になるのを予防してくれます。
  • 「が」 がん予防…よくかむことで、唾液が出ます。唾液には発がん作用を抑える働きがあるため、がん予防につながります。
  • 「い」 胃腸快調…よくかむことで消化酵素がたくさん出て、消化を助けてくれます。
  • 「ぜ」 全力投球…奥歯でかみしめることで、全身に力がみなぎります。

次にご飯を食べるときに思い出して、いつもより多くかんで食べることを意識してみてください。

かむ回数が多い食べ物

  固い食べ物

  •  トースト(厚切り食パンやフランスパンだとなおよい)
  •  アーモンド                                                                            
  •  小魚 等

  かみ応えがある・かみ切りにくい食べ物

  •  たこ
  •  いか  
  •  切り干し大根 等

  食物繊維の多い食べ物(厚め・大きめに切り、固めに仕上げるとなおよい)

  •  にんじん
  •  れんこん
  •  ごぼう

固い食品、かみ切りにくい食品を食べることに不安を感じる方へ

  • やわらかい食品でも意識して、30回以上かむようにしましょう。
  • 固いものが食べにくくなったと感じる方は、歯科受診もおすすめです。

食事に固い食材をどうとりいれたらよいか悩む方へ

  • 食材は薄切りよりざく切り、厚切りにする、少し固めに仕上げる、

  野菜は繊維に沿って切るなどちょっとした工夫で、

  自然とかみ応えのある料理になります。

  • いつもの料理に少し加えるのもよいです。