令和3年4月~ 化石展示室が新たにオープン

 令和3年4月1日(木)から、南三陸町役場歌津総合支所内に新しく化石展示室ができました。これまで「歌津コミュニティ図書館・魚竜」で展示されていた化石に加え、東日本大震災後、町内初展示となる化石も展示されています。

注目① 世界の魚竜 ステノプテリュギウスとベザノサウルス 

 「魚竜」とは1億5千万年もの間世界中の海に棲んでいた爬虫類で、魚やイルカのような見た目をしています。世界では、体長約70cmほどのものから体長約21mを超すようなものまで多くの種類が確認されています。

ステノプテリュギウス

 ドイツやイタリアなどで最も多く発見されている魚竜で、体長は2~3mほどです。歌津総合支所では、実物標本を展示しています。

 ステノプテリュギィウスの化石

ベザノサウルス

 イタリアのベザノから産出した魚竜です。体は細長く全長は約5.4mにもなりますが、頭は全体の10分の1程度しかありません。椎骨は200個を超えており、脊柱は柔軟に曲げることができたと考えられます。

ベザノザウルスの化石

注目② 南三陸町内で発見された3種の魚竜化石

 南三陸町は、異なる時代に生息していた3種の魚竜化石が見つかった場所として世界的にも重要で有名な魚竜化石産地です。特に、世界最古級のウタツギョリュウは魚竜の進化の過程を知る上でとても重要な化石です。

ウタツギョリュウの化石

ウタツギョリュウ

 歌津地区の館浜から発見された世界最古級の魚竜です。化石産地とそこから産出した化石は「歌津館崎の魚竜化石産地及び魚竜化石」として国の天然記念物に指定されています。

クダノハマギョリュウ

 歌津地区の管の浜から発見された小型の魚竜です。管の浜漁港内の「魚竜館」内にクダノハマギョリュウの化石が発掘された状態のままで保存・展示されています。

ホソウラギョリュウ

 志津川地区の細浦から発見された魚竜で、日本で初めて見つかった魚竜化石です(1952年発見)。3種の中でもっとも新しい時期の魚竜で、全長5メートルを超えると考えられています。

 

このほかにもアンモナイト化石や日本で初めて南三陸町から産出した嚢頭類(のうとうるい)化石も展示しています。

化石の町・南三陸の「宝」をぜひご覧ください。

基本情報

場所:〒988-0451 

   南三陸町歌津字管の浜60番地(南三陸町役場歌津総合支所内)

時間:午前8時30分から午後9時まで(年末年始を除く)

観覧料:無料