青い空にうっすらとした白い雲が伸びている晴れの日に、古代ギリシャ風のコンクリート製の柱に取り付けられた幸せの鐘を鳴らす男女の写真

 7月27日(金曜日)志津川の袖浜地区に恋人の聖地が誕生し、除幕式が行われました。

 地元では明神崎と呼ばれるこの地には、40年ほど前には公園がありました。そして、公園のすぐ横には袖浜海水浴場があり、多くの若者でにぎわいをみせていました。しかし、海水浴場が漁港として整備されるとこの場所は、公園としての利用が廃止されました。

 青春時代、この場所で過ごしてきた佐藤良夫さんは「東日本大震災後、久しぶりにこの地を訪れ、変わり果てた公園を見て寂しさを感じた」と話します。そして、何とか自分たちの手で公園に戻し、再び皆さんに楽しんでいただきたいと思い立ち「北の恋人岬プロジェクト」を結成し、平成27年9月から整備を開始しました。これまで総勢700人以上のボランティアの参加協力と、一般社団法人未来舎の支援のもと、幸せの鐘や記念碑などを設置した南三陸の新名所「北の恋人岬」は完成しました。

白い幕が掛けられた幸せの鐘の前で、男性がマイクを持ち話をしている除幕式の様子の写真
3名の方が幸せの鐘に掛けられた白い布の先にある紅白の紐を引っ張ろうとしている写真
丸太で囲まれた花壇の中に植えらている沢山の花や木の奥に見える幸せの鐘の写真