冬の終わりを告げる雪

針葉樹の森が一面に雪を被り白く覆われた山を背景に、雪の残る道路の上を車が行き交い、道路上には「雪すべり注意」と表示された電光掲示板が設置されている冬の風景写真

 2月1日(水曜日)夜に降った雪は、湿気の多い雪でした。
 冬の南三陸地域は、西の山々が雪を抑え、海の影響で比較的温暖で、積もる雪は年に数回程度です。
 この地域に2月から3月にかけて振い積もる、このような雪を「春の、どか雪」などと呼びます。このような「どか雪」が降ると、冬がもう少しで終わり、春が近づいていると地域の皆さんは感じ取り、こう呼ぶようです。
 カレンダーを見ると、2月3日は節分、4日が立春なのですね。

 写真の電光掲示は、国道45号に設置する道路情報提供板の情報です。
 雪道には、ご注意ください。

ささよ「大漁唄い込み」

防波堤のような場所で、青い法被を着て赤い鉢巻をした数人の子供たちが、旗をつけた大きな青竹を担ぎながら、歩いている様子の写真

 1月15日(日曜日)、歌津寄木地区で小正月の行事「ささよ」が行われました。
 「ささよ」は地区内の男子小中学生がはっぴ姿で大漁旗を先頭に各家庭をまわり、玄関先で「大漁唄い込み」を歌い、大漁と航海安全を願う伝統行事です。
 11名の小中学生が参加し、元気な歌声を披露しました。

今年は豊作!? 米作況を占う

巨大な木製の臼と並んで座る年配の男性が、四角い箱の中に並べられた小さな丸いものを手に取って眺めている米作況を占っている様子の写真

1月11日(水曜日)は、農作業の仕事始めにあたる「農はだて」の日。ひころの里「松笠屋敷」では、入谷郷土史研究会の皆さんによる「作試し」が行われました。
 昨年末に、米の上に3個の餅を並べ、その上に伏せておいた臼を開き、餅についた米粒の様子で、稲作の作柄を予想するものです。
 開いてみると、秋の時期を示す餅に米がたくさん付いていたことから、「今年は天候に恵まれ、秋の稔りが期待できそうだ」と、研究会の皆さんは話していました。

華麗な技で 地域の安全を祈願

青空の下、広場のような場所で黒と赤の半被を着た人々が隊列を組み、その上空に立つ3本の長い梯子の上で1人づつ逆立ちをしてバランスをとりながら演技をしている様子の写真

 町の消防団など消防関係団体の出初め式が、志津川地区は1月4日(水曜日)志津川新漁港で、歌津地区では7日(土曜日)歌津中学校校庭で、それぞれ行われました。

 写真は、1月4日の「志津川消防団交通指導隊出初式」で行われた、消防署員による「はしご乗り」です。
 消防団員が支えるはしごの上で、大空を舞うような消防署員3人による技に、見物客から盛んな拍手が送られました

南三陸町の日の出

大きな太陽が、空と海を強烈な赤とオレンジ色に染め上げる中、手前の海面を小さな漁船が一人の人影を乗せて進む、ドラマチックな日の出の写真

南三陸町から見える、太平洋に昇る太陽です。

冬の寒さの中、日の出とともに仕事場に行く、たくましい漁師の後ろ姿が見えます。

通称「出ベソ島」

青い海と空が広がる穏やかな海岸で、手前に大きく鎮座するごつごつした巨大な岩と、その奥の海上に浮かぶ一隻の白い船を捉えた風景写真

全国的に、今年は12月から雪が多く寒い冬となっています。南三陸町も例外ではなく、寒い日が多いようです。
 それでも、沿岸に位置するため、冬は県内各地に比較すると温暖な気候で、また、町の西側の山々(北上山地)が雪雲を防いでくれるので、仙台の市街地で雪が降っていてもこちらは晴天であったりする日が多く、内陸と比較して最低気温が高い日が多いようです。
 このためか、真冬でも釣り客の姿が、多く見受けられます。
 写真は、人工海水浴場「サンオーレそではま」から見える、冬の晴天の海です。
 砂浜正面に見える小さな島は「ホッキ島」(写真中央)です。
 地元では「出ベソ島(じま)」と呼ばれ、隣りの歩いて渡れる「荒島(あれしま)」と共に親しまれています。

袖浜漁港から見た大盤平

海面が太陽の光を反射して強くきらめく中、2隻の白い漁船が湾内に浮かび、その奥の遠景には雪化粧をした山々が見える、冬の漁港の風景写真

 冬になると、戸倉在郷地区の南側にある山の頂に、白い手袋のような模様が現れます。(写真は低速通信利用者のため画質を下げ容量を小さくしているので、わかりにくいかもしれません)
 放牧場の牧草に雪が積り、この模様を表しています。

 民宿街のある袖浜の、冬の晴れた日の昼頃は、大盤平の方向に太陽があります。
 漁港に停泊する漁船が、海面のキラキラの輝く光を浴びながら、気持ちよさそうに、ゆらゆらと揺れています。
 「ひなたぼっこ」でもしているのでしょうか?

 (補足)12月11日昼12時30分頃撮影

2羽の白鳥

青く穏やかな水面に浮かぶ純白の2羽の白鳥が、こちらに向かって優雅に泳いでおり、背景には小高い山と青い空が広がる風景写真

 戸倉の折立川の河口付近で、12月3日ごろから2羽の白鳥の姿が見られるようになりました。
 お隣の登米市や石巻市では珍しくない白鳥。本町では、たまに登米市などから遠出してきた白鳥の飛ぶ姿や、渡りの途中に羽休めをする姿が見られることはありますが、数日間、そこに滞在することは珍しいことのようです。
 鳥に詳しい方に聞いたところ、この白鳥はコブハクチョウという種類だそうです。くちばしの付け根のコブと、覆面をしているような模様が特徴です。

 初めて見る「南三陸町」という看板を目にして、散策しているのでしょうか?
 それとも、この地が気に入って越冬するつもりなのでしょうか?

初雪

雪がうっすらと積もった冬の街並みを、中央の川に架かる橋とともに捉えた、雪景色の写真

 初雪が12月3日(土曜日)に降り、南三陸町も一気に冬景色となりました。
 写真は、5日(月曜日)午前9時半ころ、役場本庁から八幡橋方向を撮影したものです。この雪は、早朝から9時ころまで降り続けました。

アワビの開口

曇天の下、海に浮かぶ小型漁船に3人の人が乗り込み、海面に向かって体をかがめるなどして漁作業を行っているアワビ漁業の様子の写真

 11月に解禁されましたアワビ漁の様子です。ここ歌津地区では11月27日に今シーズン初めてのアワビの開口になりました。この日歌津地区全体で約8.5トンの水揚げがありましたが、昨年の1回目の水揚げと比較すると約20%減少しました。それでも各漁港は1年ぶりの開口に活気づいた様子です。

山形県庄内町漁業体験交流

数人の人々が、岸壁のような場所でロープに付着した海藻を共同で作業している漁業体験交流の様子の写真

 11月19日(土曜日)から20日(日曜日)に山形県庄内町の町民18名が来町し、ワカメの種はさみ等の漁業体験交流が開催されました。庄内町は平成17年7月1日に旧余目町と旧立川町が合併した新しい町で、旧立川町と旧歌津町が友好町の盟約締結をしていた関係で毎年実施しているものです。今年度で8回目の開催となりましたが、今回で6回目となる参加者もおり、毎年お世話をいただいている漁協の伊里前地区総代の方々ともすっかり顔なじみになっている方もおりリピーターの多い交流事業です。今回は、旧余目町からも9名参加されており、交流の輪がさらに広がったようです。
 なお、今回種をはさんだワカメは、2月に再度来町し刈取体験を行った後、塩蔵ワカメに加工し参加者の方々に届く予定です。

秋晴れの漁港

芝生のグラウンドが手前に広がり、その奥に建物や漁船がひしめく活気ある漁港の街並みと、周囲を豊かな緑の山々に囲まれた風景写真

 ここ数日、朝は冷え込む日が多く、今日11月10日の朝6時の気温は摂氏4度となりました。
 市街地は紅葉の真っ最中。晩秋を感じさせます。
 この時間も、風は少々冷たいのですが、秋晴れの陽射しを浴びると、それがとても暖かく感じられます。
 そこで、ホームページをご覧の皆様に、陽射しの暖かな写真、漁港の写真をアップしました。先ほど(10日午前10時頃)の撮影です。
 手前は松原グランド(野球場)のレフトあたり。漁港は、旧志津川魚市場。大森方向を撮影しました。