ふるさとの海に親しむ会(その1)

海沿いの砂浜と草地で、多くの子どもや大人の参加者が、清掃用具やゴミ袋を持ち、海岸に散乱したゴミを拾い集めている海岸清掃活動の様子の写

 6月26日(木曜日)歌津の長須賀海岸で、名足小学校の恒例行事「ふるさとの海に親しむ会」が行われました。その日の様子を4枚の写真で紹介します。
 この日は、朝から好天に恵まれ、子どもたちも半そでと長靴で準備万端。まず、午前9時からは、名足小学校全生徒130人と泊浜契約会や父兄会の皆さん約50人による、海岸清掃活動から始まりました。浜辺に流されてきた漁具などのゴミは、2トントラックがいっぱいになるほど集められました。

ふるさとの海に親しむ会(その2)

港に停泊する船や海上の小舟、遠くに山々が見える砂浜で、体操服に雨靴姿の子ども達が大きな網を海から引き上げる地引き網漁の体験をしている様子を写した写真

 続いて、がんばった子どもたちへのご褒美として、地元漁民の皆さんの協力をもらい、地引き網体験が始まりました。
 1年生から6年生を2班に分けて、全員が協力して網をひっぱりました。
 「ヨイショッ!ヨイショッ!」
 すると…

ふるさとの海に親しむ会(その3)

小舟が浮かび、防波ブロックが設置された海岸で、体操服に赤い帽子をかぶった子どもたちが地引き網に集まり、その手前では5人の子どもたちが、手に持った大きなタコや魚を嬉しそうにカメラに向かって見せている写真

 「捕ったどー!!」
 なんと!タナゴやタコなど、ありえないほどの魚が網の中に!超大漁!
 子どもたちは、網が浜辺に上がるのも待ちきれずに、次々に魚を捕りに海へ走っていきました。

ふるさとの海に親しむ会(その4)

砂浜に並べられた複数のバケツに魚やタコなどの海の生き物が水とともに入っている様子を上から撮影した写真

 子どもたちは、捕れた魚をたくさんのバケツに入れ、楽しそうに眺めていました。この日捕れた魚は、みんなで分けて家に持ち帰ったそうです。
 ちなみに、網に入った魚の内訳は「エイ、ギンポ、ネウ(アイナメ)、タナゴ、カレイ、フグ、サバ、ガニクイ(ギスカジカ)、ドンコ(エゾイソアイナメ)、オオゲ(ウグイ)、ナメタ(ババガレイ)、ホタテ、トビウオ」です。
 う〜ん、すごいっ!地域の皆さんに感謝しましょう!

八幡町行政区による自主的な研修会

和室の部屋に、ロの字型に設置された長机に参加者の方々が座り、中央に青色のバスケットが置かれ、前方中央に座った女性と男性がペットボトルを持ち上げ、説明をしている様子の写真

 6月19日(木曜日)午後7時から、八幡町行政区の住民が主体となって「防災とゴミの取扱い」に関する研修会を八幡町せせらぎ会館で開催しました。
 この研修会は、「防災やごみの取扱いについての再認識」を目的に、八幡町行政区が自主的に開催したもので、南三陸消防署と町環境対策課に説明を依頼し、回覧版で行政区の住民に参加を呼びかけました。当日は小雨の降る中、約40人が参加しました。
 まず、南三陸消防署から、実際の現場で体験した救護活動の話を交えながら、現場での悲惨な状況や被災したときの正しい対処方法などについて説明がありました。岩手・宮城内陸地震が起きたばかりで、集まった住民の皆さんは「明日は我が身」という思いで真剣な表情で話を聞いていました。
 続いて、町環境対策課からは、実際のゴミを手にしながら「分別の良い例、悪い例」など資源ゴミの適切な分別方法やゴミの減量化について、説明と協力のお願いがありました。その中でも、「分ければ資源、混ぜればゴミ」の話を熱心に聞いていました。

海洋環境保全教室

海上保安庁の制服を着た職員とマスコットキャラクターの「うーみん」、参加者の園児たちが並び、全員で敬礼のポーズをしながら、「未来に残そう青い海」と書かれた青い横断幕を広げて写っている記念写真

「海洋環境保全推進月間」にちなみ、気仙沼海上保安署による「海洋環境保全教室」が町内のあさひ幼稚園と名足保育園、荒砥保育園で開催されました。
 教室では海に捨てられたごみを食べ、苦しむ海がめを描いた「海がめマリンの大冒険」の紙芝居を見た後、保安署員から、海にごみを捨てないことや海には子ども達だけで遊びに行かないことなどを話されました。
 また、アザラシをモデルにした海上保安庁のマスコット「うーみん」に園児たちは質問をしたり、写真撮影をするなど楽しく海の環境保全や海上保安署の仕事などについて学びました。

撮影日:6月11日(水曜日)
荒砥保育園での海洋環境保全教室

宮城県青年文化祭が開催されました

舞台上で揃いの衣装と鉢巻きを身に着けた5人の奏者たちが、力強いバチさばきで複数の太鼓を演奏している、和太鼓演奏の様子を写した写真

 5月25日(日曜日)南三陸町総合体育館文化交流ホールにおいて、第57回宮城県青年文化祭が開催されました。
 この大会は、県内各地の地域を代表する青年のみなさんが、地域の伝統文化や地域活動の成果を発表するもので、57年という長い歴史のある大会です。南三陸町で開催されるのは昭和59年に旧志津川町で開催されて以来24年ぶりで、大森創作太鼓やハワイアンダンスなどのアトラクションで歓迎をしました。
 当日は南三陸町からの出場はありませんでしたが、「郷土芸能の部」に4団体、「合唱の部」に2団体、「美術展の部」に2団体、「生活文化展の部」に3団体、「将棋の部」に1団体がエントリーし、東京で開催される全国青年大会への出場を目指して、日ごろの練習結果を発表しました。
 当日の様子を何枚か紹介します。

オープニングアトラクション:大森創作太鼓「旭ヶ浦」

次のページへ続く。その1からその6まであります。

宮城県青年文化祭の様子その1

舞台の上で、白い面をつけ紫地に白菊の模様が入った装束を着た演者が、扇子をかざして舞を披露しており、その後ろには太鼓や弦楽器を演奏する伴奏者が床に座って演奏をしている、日本の伝統的な古典芸能の舞台の写真

郷土芸能の部 女川町江島神楽保存会「初矢」

努力賞受賞

 女川町江島神楽保存会は、大正時代から伝わる江島法印神楽を後世まで、伝承する目的で昭和36年に発足し、昭和46年に宮城県重要無形文化財に指定されています。
 万物創造の根源の神と称する天御中主命の万物創造の舞で、法印神楽の初番に演じられる舞だそうです。

宮城県青年文化祭の様子その2

舞台上でオレンジの花柄の着物に黒地に青い帯、白い頭巾を身につけた踊り手たちが扇を手に腕を高く上げて踊っており、後方には太鼓を演奏する奏者が並ぶ、はねこ踊りの写真

郷土芸能の部 寺崎青年会「はねこ踊り」

努力賞受賞

 天明・天保の時代、度重なる凶作にみまわれていた寺崎村の人々が、村の守護神である「八幡様」に豊作を祈り、豊作に恵まれると人々は喜び、その喜びのあまり集団となって村内を練り歩いた様子を表現した踊りだそうです。
 身振りの中に、田打ち、田植え、刈り入れなどの動作が加わり、全国でも類を見ない豊年踊りと言われています。

宮城県青年文化祭の様子その3

舞台上で色鮮やかな衣装を身に着け、白い羽の飾りが付いた頭飾りをかぶった出演者たちが、胴に太鼓をつけて踊りながら演奏している様子を写した、三人舞の写真

郷土芸能の部 迫町青年会「三人舞」

優秀賞受賞

 佐沼鹿踊りの中の「三人舞」という踊りで、1匹の雌鹿を求めて三人の雄鹿が激しく競い合う踊りです。最後には1匹の雄鹿が競い合いを制し大願成就する様子を表した、おめでたい踊りだそうです。

宮城県青年文化祭の様子その4

舞台上で、金色の冠と華やかな赤とオレンジ色の和装を身にまとい白い面をつけた二人の演者が、一人は背を向け跪き、もう一人は人形を抱いて立ち、左奥では和装の奏者が笛を奏でている伝統芸能の舞台の写真

郷土芸能の部 神取給人町青年会「産屋」

優秀賞受賞

 「彦火々出見の尊」が「豊玉姫」と結婚し、男の子を身ごもりました。尊は喜び、鵜の羽で産屋を作りました。豊玉姫は決して産屋の中を見ないでくださいと言い渡し、産屋に入っていきましたが、どうしても気になった尊は産屋を見ました。すると、玉のような男の子が生まれていましたが、そこには龍神蛇体となった姫の姿がありました。尊は産屋を打ち破り、将来の皇子となる男の子を救ったという舞だそうです。

宮城県青年文化祭の様子その5

舞台の上で、赤色、紫色、青色、緑色の鮮やかなロングドレスを着用し、首飾りをつけた8人の女性たちが、手を上げてステップを踏む優雅なハワイアンダンスを披露している写真

特別アトラクション ハワイアン フラ ワヒネ アイレマ

 南三陸町のイベントでは、お馴染みになりつつあるハワイアンダンスのグループです。グループ名は「ハワイアンダンスを踊る踊り子」という意味のハワイ語からきています。