第2回思い出の写真展示会が開催されました

室内の床や壁にたくさんの写真が並べて展示され、来場者が写真の前に立ち止まり、見入っている思い出の写真展示会の様子を写した写真

撮影:平成23年6月17日(金曜日)

 6月17日(金曜日)、旧入谷中学校の校舎で「第2回思い出の写真展示会」が行われました。
 この催しは、ボランティア団体「思い出探し隊」の皆さんが、被災現場から拾い集められた思い出の品を一般に公開し、持ち主の元に返そうというものです。
 2回目となる今回は、10万点余りの写真のほか、賞状やはがき、ランドセルなど、多くの思い出の品が展示されています。
 なお、第2回の開催期間は、6月17日(金曜日)から8月31日(水曜日)の午前9時30分から午後3時30分までとなっています。詳しい内容は、南三陸町災害ボランティアセンター(電話:080-2055-1066)までお問い合わせください。

ドイツ市民音楽団から義援金をいただきました

災害対策本部と掲示され、「がんばろう!南三陸」の横断幕がかけられた入り口前に3名の関係者が並び、義援金の小切手を持って写っている写真

 6月15日(水曜日)、ドイツのエンディゲン市民音楽団の皆さんから義援金をいただきました。
 この市民音楽団は、ドイツで活動する公共の吹奏楽団で、市のセレモニーや教会などで定期的に演奏をされています。約90人の団員が在籍するなか、本日は団員の1人である柴田いづみさんが来日され、楽団を代表して南三陸町災害対策本部へ義援金を手渡しました。
 この義援金は、ドイツでテレビ報道を見た団員が南三陸町の復興のためにと義援金を募り集まったものです。柴田さんは、「遠いドイツから皆さんにエールを送ります。皆さんの未来を強く信じています。」と話をしてくださいました。
 ありがとうございました。

義援金と一緒にお持ちになったメッセージを紹介します。

 南三陸町の皆様
 私たちはドイツ エンディゲン市にある市民音楽団です。ささやかですが皆さんの将来のための準備の一部にしていただければ幸いです。遠いドイツから皆さんにエールを送ります。皆さんの未来を強く信じています。またお手紙を書きます。

エンディゲン市民音楽団

第4回無料フリーマーケット

テントの下に段ボール箱がたくさん並び、ミルク缶や紙おむつ、日用品などの品物を多くの人が選びながら見ているフリーマーケットの様子を写した写真

撮影:平成23年6月12日(日曜日)

 6月12日(日曜日)午前10時から午後3時まで、ベイサイドアリーナで無料フリーマーケットが行われました。これは、全国から寄せられた衣類や生活用品などの支援物資を、フリーマーケット形式で町民の方へ無償提供するというもので、5月22日(日曜日)の第1回目を皮切りに、鳴子や栗原でも行われ、今回が第4回目の開催となりました。
 晴天の下、早朝から前回以上に長蛇の列ができ、準備が着々と行われる中、開始前から会場は熱気に包まれました。受付で手渡された袋に、1人10分間で欲しいものを入れるルールなので、皆さん、限られた時間で目当ての物資を一生懸命探していました。

 ノートなどの文房具を手に入れた中学生の女の子は、「気持ちの込められたものなので、大切に使います」と、うれしそうに話していました。

6.11南三陸の海へ思いを届けよう

多くの人々が高台に立ち、震災で被害を受けた志津川湾を静かに見下ろしながら、手を合わせて黙祷を捧げている様子を写した震災追悼イベントの写真

撮影:平成23年6月11日(土曜日)

 6月11日(土曜日)午後2時から、志津川中学校において、震災追悼イベント「6.11南三陸の海に思いを届けよう」が開催されました。これは、震災から3か月目となる日に、志津川湾に向けて追悼の思いを届けようと企画されたもので、町民など約150人が集まりました。また、イベントの模様は、町民が避難している南三陸ホテル観洋や町外の避難所など5か所へもインターネットで中継されました。
 集会では、東京大学大学院教授のロバート・キャンベル氏が南三陸町への愛情を語った後、町長が「3か月経ちましたが、失われたものの大きさが、どれだけのものなのか、日々、思わない日はありません。どんな壁にぶち当たろうとも、必ずや美しい南三陸を、活気あふれる南三陸を、取り戻したいと強く思います」と、復興への決意を述べました。その後、参加した皆さんは、海が見渡せる校舎3階のテラスから、地震が発生した午後2時46分に、志津川湾に向かって黙祷を行いました。

保育所入所(入園)のつどい

エプロン姿の保育士や関係者が見守る中、保育室から笑顔で走りだしてくる女の子と、順番に廊下へ出てくる笑顔の子どもたちの様子を写した写真

撮影:平成23年6月10日(金曜日)

 6月10日(金曜日)10時から、志津川保育所、伊里前保育所、名足保育園で「入所(園)のつどい」が開催されました。これは、6月13日(月曜日)からの保育所再開に先立ち行われたもので、この日は、3園であわせて120人の園児が参加しました。
 志津川保育所には、これから通園する予定の志津川保育所、戸倉保育所、荒砥保育園の園児と保護者が集まりました。遊戯室で行われたつどいでは、佐藤盛子所長が「これから3つの保育園のみんなが一緒に遊ぶことになりました。新しい友だちがいっぱい増えるね!日本中、世界中の人たちが贈ってくれた絵本やおもちゃで遊ぼうね!」と子どもたちに呼びかけました。その後、せんせいの紹介やクラス別のおともだち紹介が行われたほか、それぞれの教室で、おやつやおもちゃ遊びを楽しみました。
 「やっぱり、町には子どもの笑顔や歓声が必要」という声も聞かれ、大人も子どもも、保育所の再開に笑顔が絶えない様子でした。

パンパース「うんと眠ろ。うんと遊ぼ。ひろば」

屋外に設置された黄色い屋根のエアートランポリンの中で、エプロン姿のお姉さんと幼い男の子と女の子が飛び跳ねて遊んでいる様子を写した写真

撮影:平成23年6月8日(水曜日)

 6月8日(水)午前10時から午後6時の間、志津川高校で、P&Gによる“パンパース「うんと眠ろ。うんと遊ぼ。ひろば」”が開催されました。これは、避難生活を送っている乳幼児と保護者の皆さんに、安心してくつろげるスペースを提供しようと企画されたもので、5月23日(月曜日)から実施されています。
 この日、会場には沐浴したりお昼寝したりできる大きなキャンピングカーや、体を動かして遊べる遊具(ふわふわランドなど)が用意され、たくさんの親子が参加しました。子どもたちは、「ちょっと休憩しようよ」というお母さんの声も聞かず、お姉さんと一緒に「もっともっと!」と楽しそうに飛び跳ねていました。晴れた空に歓声がひびき渡り、さわやかな1日を過ごすことができたようです。
 なお、この催しは、当分の間、平日午前10時から午後6時まで、志津川高校で開催されます。

日本相撲協会の東日本大震災巡回慰問

屋外のステージ上で、化粧まわしを締めた力士たちが四股を踏み、神妙な面持ちで儀式を行っている様子を写した東日本大震災巡回慰問の写真

撮影:平成23年6月6日(月曜日)

 6月6日(月曜日)、日本相撲協会の「東日本大震災巡回慰問」として、大相撲の幕内力士ら約100名が志津川中学校を訪れ、町民の皆さんと楽しいひとときを過ごしました。
 この日は、横綱の白鵬関をはじめ、大関の琴欧洲関、魁皇関、把瑠都関、日馬富士関のほか、大勢の幕内上位力士が写真撮影や握手などに応じ、会場に集まった被災者の皆さんを元気づけました。白鵬関による土俵入りも披露され、白鵬関がゆっくりとしこを踏むたびに「よいしょー!」と力強い掛け声がかかりました。また、1,000人分のちゃんこ鍋も振舞われ、お相撲さんが作った本場のちゃんこ鍋は大好評でした。ちゃんこ鍋を食べた中学生は「初めて食べたけど、とてもおいしいです。」と笑顔を見せてくれました。
 日本相撲協会の芝田山親方(元横綱大乃国)は「相撲協会としては初めての企画です。今回の巡回慰問をきっかけに、南三陸町が明日への一歩を踏み出して欲しい。」と話してくれました。

自立支援米を提供しています

複数の米袋が積まれたカウンター越しに、黄緑色のエプロンを着た女性が訪れた女性とやり取りしており、背景にも棚や台車に積まれた米袋が見える、自立支援米提供の様子の写真

撮影:平成23年6月6日(月曜日)

 6月6日(月曜日)午前9時からベイサイドアリーナで、「自立支援米」の提供を始めました。これは、全国から支援物資として送られたお米を被災された皆さんに1世帯当たり20キログラムずつ無償提供するものです。自立支援米の提供対象者は約3,000世帯で、総重量は60トンになります。
 お米を受け取った方は「いろいろありがとうございます。みなさんに感謝です。」と喜んでいました。また、救援物資の受入れ担当者は「全国のたくさんの方から貴重なお米をいただき、ありがとうございます。町民のみなさんは、これからも厳しい生活が続きますが、このお米で頑張ってください。」と言って配布の様子を見守っていました。
 なお、自立支援米の集中受付は、6月10日(金曜日)まで行いますが、期間中に受付できない方については、役場保健福祉課の避難対策班(電話:0226-46-2601)で随時受付いたします。

デュエル・マスターズがやってきた

カードやイラストが描かれた色紙を手にもって見せ、笑顔で写っている子どもたちの集合写真

撮影:平成23年6月4日(土曜日)

 6月4日(土)、人気カードゲーム「デュエル・マスターズ」のイラストレーター浜田朗さんが、避難所になっている歌津中学校と南三陸ホテル観洋を訪れ、子どもたちにカードや色紙をプレゼントしました。
 訪問のきっかけは、”だがしや楽校”というNPO法人が、4月28日から定期的に避難所を訪れて、子どもたちと一緒にけん玉やカードゲームなどで遊び、コミュニケーションを深めていた時に、カードをもらった少年が、「こんなかっこいいカードを描く人に会いたい」と希望したからです。
 その話を聞いた浜田さんは、子どもたちのために全国のファンからカードを集めて、今回初めて、被災地に「デュエル・マスターズ」のカードを直接手渡しにきたのです。
 避難所では、テレビゲームやDSはありません。「お店がなくなって、おもちゃを買いたくても買えないから、カード1枚が貴重なの」とお母さんは話してくれました。子どもたちは、カメラに向かって笑顔で元気よくカードを掲げて嬉しさを表現していました。

あおぞら花月を開催しました

「よしもとあおぞら花月」と書かれた大きな横断幕の前で、吉本の芸人の方々が舞台に立ち、中央に立つ2人がマイクを持って話をしている様子を写した写真

撮影:平成23年6月3日(金曜日)

 6月3日(金)午後1時30分から、450人の町民が避難生活を送っている南三陸ホテル観洋で、「よしもとあおぞら花月」が開催されました。
 吉本興業の中田カウスボタン、ジョイマン、天津、ショウショウ、ハリガネロックの5組が漫才を披露し、約1時間の間、会場に笑い声が響きました。また、事前に書いたアンケートに中田カウスボタンの二人が答え、町民と交流を深めることができました。
 今回のイベントを企画した宮城復興支援センターの船田事務局長は「笑いの力で一瞬でも元気になってもらいたい」と話してくれました。
 また、イベント終了後、避難所の代表者である渡辺会長は「震災で生き残って、まさか会えると思わなかった。和みのある笑いで楽しかった。」と挨拶すると、中田カウスさんも「南三陸町に来て本当に良かった。次は学校の休みの日に来たい」と笑顔で応えていました。

税の申告を再開しました

広々とした体育館の会場に複数の机と椅子が並べられ、職員の方々と訪れた町民の方が向かい合って座り、パソコンを使いながら税の申告をしている様子を写した写真

撮影:平成23年6月2日(木曜日)

6月1日(水曜日)から、伊里前小学校体育館の会場を皮切りに、東日本大震災により中断となっていた税の申告受付が再開しました。
町では、本年2月から、所得税・町県民税の申告受付を行っていましたが、このたびの津波により、申告を受付した資料のほとんどが流失してしまいました。
今回の申告受付は、流失した申告資料の復元と、被災者に対する税制上の措置として、所得税の還付や今後の町県民税の軽減を受けていただくために実施しているものです。
初日から93人の方が申告を行い、二日目となる本日も、大勢の方が申告会場を訪れ、被害の状況などを担当者に説明しながら申告を行っていました。
町の担当者は、「申告会場が学校の体育館などとなっているため、駐車場が狭いなどのご不便をおかけしています。どうかご理解とご協力をいただき、印鑑のほか、できるだけ源泉徴収票や収支内訳表などの必要書類をご用意のうえ、指定された会場にご来場いただきたいと思います。」と話しています。
この申告受付は、6月1日(水曜日)から6月15日(水曜日)まで行うこととなっています。対象者や申告受付会場などの詳しい内容は、下記のページをご覧いただき、お気をつけて会場にお出かけください。

>>税の申告について

バイオトイレ登場

階段を上って入る構造の「Super Ecology Toilet」と書かれたシルバーの箱型で、正面にオレンジ色の扉が2つ並ぶバイオトイレを写した写真

撮影:平成23年5月28日(土曜日)

5月28日(土曜日)から、ベイサイドアリーナの自衛隊入浴施設北側に設置された「バイオトイレ」が使用できるようになりました。
このバイオトイレは、兵庫県西宮市の有限会社Mファイン技術サービス(守國寿記取締役)から提供いただいたもので、微生物でし尿を分解し、水洗水としてリサイクルする画期的なトイレです。
化学薬品を使用せずに、最終的には飲料水として使えるほどきれいな水に、半永久的に浄化されるそうです。
なお、使用については、女性専用となります。
詳しい仕組みなどは、トイレ横に掲示してありますので、興味のある方はぜひご覧になってください。